高村光雲は、日本の仏師であり彫刻家である。江戸下谷に町人兼吉の子として生まれ、1863年から仏師の高村東雲の徒弟となり、後に東雲の姉エツの養子となり、高村姓となる。 明治維新以後は廃仏毀釈運動により仏師の仕事はなく木彫も衰え、生活が苦しかったが、光雲は木彫に専念、写実主義を取り入れることで木彫りを復活させた。 代表作に『老猿』『西郷隆盛像』『楠公像』『山霊訶護』などがある。
・芸術というものは、時には嘘でもよいのだ。その嘘を承知の上で作った方がかえって本当に見えるんだ。
◆〔高村光雲〕のプロフィール。