高村光雲は、日本の仏師であり彫刻家である。江戸下谷に町人兼吉の子として生まれ、1863年から仏師の高村東雲の徒弟となり、後に東雲の姉エツの養子となり、高村姓となる。 明治維新以後は廃仏毀釈運動により仏師の仕事はなく木彫も衰え、生活が苦しかったが、光雲は木彫に専念、写実主義を取り入れることで木彫りを復活させた。 代表作に『老猿』『西郷隆盛像』『楠公像』『山霊訶護』などがある。
・芸術というものは、時には嘘でもよいのだ。その嘘を承知の上で作った方がかえって本当に見えるんだ。
◆〔高村光雲〕のプロフィール。
〔通称〕 ・高村 光雲(たかむら こううん)
〔本名〕 ・高村 光雲(たかむら こううん)
〔幼名〕 ・光蔵
〔栄典〕 ・従五位
〔時代〕 ・江戸時代~昭和時代初期
〔生誕〕1852年3月8日(嘉永5年2月18日) 〔生誕地〕江戸
〔死没〕1934年(昭和9年)10月10日(満82歳没) 〔没地〕 〔戒名〕 〔墓所〕
〔修行〕 ・仏師の高村東雲の元で徒弟として修業
〔職業〕 ・日本の仏師 ・彫刻家
〔ジャンル〕 ・彫刻
〔業績〕 ・上野公園にある西郷隆盛の銅像を作った。 ・皇居前公園にある楠公像(楠木正成像)を作った。
〔代表作〕 ・老猿(東京国立博物館蔵) ・西郷隆盛像(上野恩賜公園) ・楠公像(皇居前広場) ・住友家が別子銅山(愛媛県) ・山霊訶護(宮内庁蔵) 〔著書〕 『高村光雲懐古談』 『幕末維新懐古談』 『人間の記録
〔高村光雲の名言〕