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〔偉人の名言〕

偉人はときに崇高な名言を残す

　「偉人の名言」のコーナーでは、多くの偉人たちが残した人生訓などを分類し紹介する。ひとは基本的に幸福になりたいと望んでいる。不幸を望まない者はいないと言ってもいい。そのために、ひとはさまざまな欲望や願いを体験する。

　基本的な欲望には次の七つに関わるものがあるが、これらは単独というより複合し組み合わせられながら現れてくる。ひとによりそれぞれの重みが違う。

　◆人生の名言
　◆健康の名言
　◆愛情の名言
　◆知識の名言
　◆勝敗の名言
　◆利益の名言
　◆その他の名言

　人間の本質は、これらの欲望を満たすためにいろいろと考え、工夫し、行動して生きている。だから、その目的に合った名言というものがあり、よい名言に巡り会えれば感動が生まれる。真理が理解が深まる。時には癒しにもなる。

　一般に、名言というものは、主に成功者の言葉が多いものだが、その中身は「珠玉の名言」といえるような、真に感動を与えてくれるものから、とてもじゃないがつまらない言葉、単なる自慢話的な言葉も多い。はっきり言って、「駄言」というものまでがある。

　例えば、電車に乗っている間に一本書き上げてしまうと豪語する有名作家などもいるが、作家はお金儲けにはなるが、そのような作品は最悪の駄作であり、ひとを感動もさせないし、幸せにもしない。そんなものを読まされる読者は不幸の極みとなる。

　田舎には、いわゆる成り上がりの成功者がいる。彼らは例外なくお金持ちであり横柄である。所得はまともに申告もしないし、金遣いも荒いが、他人に恥をかかせるような行動を平気で行う。良識ある人間なら少なくとも真の友達にはしない。

　この「偉人の名言」のコーナーでは、上記七つのカテゴリーに属する名言を紹介する。そして、カテゴリー区分とは関係なく、特別な感動を与えたり、癒してくれる「珠玉の名言」と、成功者の自慢話のような、あまりにもつまらない「奇妙な名言」のいくつかを紹介する。