2018年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に、京都大学特別教授の本庶佑(ほんじょたすく)さんが選ばれました。アメリカのジェームズ・アリソン博士との共同受賞です。 |
本庶さんは、京都大学医学部を卒業後にアメリカに渡り、カーネギー研究所や国立衛生研究所で免疫学の研究をしました。その後、大阪大学医学部教授を経て、京都大学の教授となり、医学部長などを務め、現在は京都大学高等研究院の特別教授として副院長を務めています。 |
2018年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に、京都大学特別教授の本庶佑(ほんじょたすく)さんが選ばれました。アメリカのジェームズ・アリソン博士との共同受賞です。 |
本庶さんは、京都大学医学部を卒業後にアメリカに渡り、カーネギー研究所や国立衛生研究所で免疫学の研究をしました。その後、大阪大学医学部教授を経て、京都大学の教授となり、医学部長などを務め、現在は京都大学高等研究院の特別教授として副院長を務めています。 |
本庶さんは、人体の免疫をつかさどる細胞中に存在する「PD-1」という新たな物質を発見しました。 |
実は、免疫細胞内に存在する「PD-1」という物質は、このブレーキ役を果たす物質で、一種のスイッチです。このPD-1スイッチが押されると、免疫作用が効かなくなってしまいます。
「これまでがん治療の手段には、外科手術や放射線治療、そして、抗がん剤があった。しかし、本庶氏とアリソン氏は、がんそのものを対象とするのではなく、わたしたちの体に備わった免疫細胞を利用して特定の腫瘍だけでなく、あらゆるタイプの腫瘍の治療に応用できる新しい治療法を開発した。がんとの戦いに新しい道を切り開いた画期的な発見だ」 |
◆〔本庶佑〕のプロフィール。 |