通称 |
〔通称〕
・十返舎一九
|
本名 |
〔本名〕
・重田貞一(しげた さだかつ)
|
別名 |
〔幼名〕市九。
〔通称〕近松与七・幾五郎。
〔号〕酔翁、十返舎など。
〔別名〕
・十遍舎一九
・十偏舎一九
・十偏斎一九
・重田一九斎
・駿河屋藤兵衛
|
称号 |
|
時代 |
〔時代〕
・江戸時代後期
|
生誕 |
〔生誕〕明和2年(1765年)
〔生誕地〕駿河国 府中(静岡県 静岡市 葵区)
|
死没 |
〔死没〕天保2年8月7日(1831年9月12日)(67歳没)
〔没地〕武蔵国 江戸(現東京都)
〔墓所〕東陽院(東京都中央区)
〔墓碑〕東京都中央区勝どき四丁目に移転した同院に残る。
〔院号〕『心月院一九日光信士』
|
国籍 |
日本国 |
言語 |
日本語 |
居住地 |
〔居住地〕
・駿河国府中
・江渡
・大坂
|
学歴 |
|
職業 |
〔職業〕
・江戸時代後期の戯作者、絵師。
・浄瑠璃作者。
・日本で最初の文筆生活者。
〔作品分野〕
・黄表紙・洒落本・人情本・読本・合巻・狂歌集
〔活動期間〕1789年 - 1822年
|
分野 |
〔ジャンル〕
・浮世絵師。文筆家。
|
所属 |
〔所属〕
・大坂町奉行・小田切直年に勤仕。
・志野流香道。
・通油町の版元・蔦屋重三郎方に寄食。
|
業績 |
〔業績〕
・『東海道中膝栗毛』の作者として知られる。
|
作品 |
〔草双紙・版本〕
◆黄表紙
『心学時計草』
『新鋳小判ぶくろ』
『奇妙頂礼胎錫杖』
『初登山手習方帖』
『怪談筆始』
『化物年中行状記』
『化物小遣帳』
『化物見越松』
『今昔狐夜噺』
『夜眼遠目笠之内』
『十偏舎戯作種本』
『尻?御要慎』
『当変卜十露盤占』
『両説娵入奇談』
『敵討住吉詣』
『鳩讃試礼者笑宴』
『稚衆忠臣蔵』
『木下陰狭間合戦』
『敵打巌流島』
『美男狸金箔』
『聞風耳学問』
『五三桐山後篇 跡着衣装』
『滑稽しっこなし』
『五三桐山三編 操染心雛形』
『串戯しっこなし 後編』
『嵐山花仇討』
◆読本
『怪物與論』
『深窓奇談』
『列国怪談聞書帖』
『浪花鳥梅』
『復讐奇談天橋立』
『風恋夜話 翁丸物語』
『孝子美談 白鷲塚』
『通俗巫山夢』
『遠の白浪』
◆滑稽本
『東海道中 膝栗毛』
『続膝栗毛』
『浮世道中 膝栗毛』
『道中膝栗毛』
『風流 田舎草紙』
『諸用附会案文』
『教訓角力取艸』
『滑稽 江の島土産』
『秋葉山鳳来寺 一九之紀行』
◆洒落本
『恵比良濃梅』
『商内神』
『吉原談語』
『倡客竅学問』
『倡売往来』
◆噺本
『落咄臍くり金』
『落咄 曲形瓢』
『江戸前噺鰻』
『落咄 春雨夜話』
◆合巻
『諏訪湖狐怪談』
『欲皮千枚帳』
『諏訪湖狐怪談』
『質流人の行末』
『妖怪一年草』
『串戯狂言一夜附』
『洪福水揚帳』
『方言修行 金草鞋』
『成程根殻一九作』
◆人情本
『清談峯初花』
『朧月夜』
『浮世清濁 水かがみ』
◆狂歌絵本
『夷曲東日記』
◆狂歌入紀行
『南総記行 旅眼石』
◆絵本
『吉原青楼年中行事』
◆文例集
『女用文色紙染』
『婦人手紙の文言』
◆絵入り草子本
『信州水澤観音利益雜食橋由來』
◆紀行
『一九牧山秋山紀行』
〔肉筆浮世絵〕
「行列奴図」
「吉備大臣図
〔錦絵〕
「大童山文五郎」
「三世瀬川菊之丞の月さよ」
|
受賞歴 |
|
名言 |
〔十返舎一九の名言〕
〔辞世の句〕
・「此世をば どりやおいとまに せん香と ともにつひには 灰左様なら 」
|
サイト |
|
その他 |
・十返舎一九は、駿河国府中(現静岡市葵区)に町奉行の同心の子として生まれたた、葵区両替町一丁目には、生誕の地の碑が建っている。
・天保3年(1832年)、遺族・門弟らによって、長命寺に建てられた記念碑が、今も残る。
・静岡市葵区研屋町の医王山顕光院には重田一族の墓が建ち、一九の戒名が刻まれている。
・名香の「黄熱香」は十度焚いても香を保つことから「十返しの香」とも呼ばれるが、筆名の「十返舎」は、ここに因んでいるとされ、「十九」は、幼名の「市九」からとされる。当初は、十遍舎一九であったが、十偏舎一九、十偏斎一九、重田一九斎などと名乗り、享和ころから十返舎一九に定まった。
|