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〔日本の偉人〕

〔う〕で始まる日本の偉人

上杉謙信

(うえすぎ けんしん)



 上杉謙信は、戦国時代の越後国の武将・戦国大名である。〔越後の虎〕とか〔越後の龍〕〔軍神〕などと称されている。越後国の守護代を務めていた長尾氏の出で、初名は〔長尾景虎〕として知られる。

 彼は、越後国を統一し産業を振興して繁栄に導いた。他国救済の要請のもとに多数回出兵し戦に挑んだ。武田信玄、北条氏康、織田信長などとの多くの戦いを繰り広げたが、中でも武田信玄とは川中島で五回の戦をしている。



偉人のプロフィール

〔上杉謙信〕のプロフィール。

〔上杉謙信〕

上杉謙信の肖像 
(出典:wikipedia)

プロフィール
通称 上杉 謙信(うえすぎ けんしん)
上杉 輝虎(うえすぎ てるとら)
本名 上杉 謙信(うえすぎ けんしん)
上杉 輝虎(うえすぎ てるとら)
別名

〔改名〕
 長尾虎千代(幼名)→長尾景虎(初名)→上杉政虎→上杉輝虎→不識庵謙信
〔別名〕平三(仮名)
〔宗心(臨済宗での名前)〕
・越後の龍
・越後の虎
・聖将
〔渾名〕
・軍神

称号 〔官位〕従五位下、弾正少弼、贈従二位
時代 戦国時代~安土桃山時代
生誕

〔生誕〕享禄3年1月21日(1530年2月18日)
〔生誕地〕

死没 〔死没〕天正6年3月13日(1578年4月19日)
〔没地〕
〔戒名〕不識院殿真光謙信
〔墓所〕
・上杉家廟所
・春日山林泉寺
・岩殿山明静院
・高野山ほか
国籍 日本国
言語 日本語
居住地
学歴
職業 戦国時代武将
戦国時代の越後国の大名
関東管領
山内上杉家16代当主
分野

所属 〔幕府〕室町幕府
・越後守護代→関東管領

〔主君〕
・上杉定実→憲政→足利義輝→義昭

〔氏族〕府中長尾氏→山内上杉家
業績
作品
名言 〔上杉謙信の名言〕

〔辞世〕
「極楽も 地獄も先は 有明の 月の心に 懸かる雲なし」

「四十九年 一睡の夢 一期の栄華 一盃の酒」

〔名言〕
・我は兵を以て戦ひを決せん。塩を以て敵を屈せしむる事をせじ。

・人の落ち目を見て攻め取るは、本意ならぬことなり。

・戦場の働きは武士として当然のことだ。戦場の働きばかりで知行を多く与え、人の長としてはならない。

・生を必するものは死し、死を必するものは生く。

・昔時の名将は、暑日に扇をとらず、寒日に衣をかさねず、雨の日に笠を用いずして、士卒への礼とす。

・我が命のある間、国家を裏切る者を平らげ、諸国を一つに帰して、貧困に陥った人々を安住ならしめる他に希望はない。もし謙信の運が弱く、この志が空しいものならば、速やかに病死を賜るべし。

・人の上に立つ対象となるべき人間の一言は、深き思慮をもってなすべきだ。軽率なことは言ってはならぬ。

・武士は馬を我が足と思い、弓鎗を左右の手と定め、敵を撃つ刃は己の心と考え、常に武道をたしなむ事が、本意の核心である。

・大事なのは義理の二字である。死ぬべきに当たってその死をかえりみず、生きる道においてその命を全うし、主人に先立つ、これこそ武士の本意である。

・信玄の兵法に、のちの勝ちを大切にするのは、国を多くとりたいという気持ちからである。自分は国を取る考えはなく、のちの勝ちも考えない。さしあたっての一戦に勝つことを心掛けている。

〔家訓〕家訓16ヶ条「宝在心」
一、心に物なき時は心広く体泰なり

一、心に我儘なき時は愛敬失わず

一、心に欲なき時は義理を行う

一、心に私なき時は疑うことなし

一、心に驕りなき時は人を教う

一、心に誤りなき時は人を畏れず

一、心に邪見なき時は人を育つる

一、心に貪りなき時は人に諂うことなし

一、心に怒りなき時は言葉和らかなり

一、心に堪忍ある時は事を調う

一、心に曇りなき時は心静かなり

一、心に勇みある時は悔やむことなし

一、心賤しからざる時は願い好まず

一、心に孝行ある時は忠節厚し

一、心に自慢なき時は人の善を知り

一、心に迷いなき時は人を咎めず

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