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〔日本の偉人〕

空海 (くうかい)

 

 空海は、平安時代初期の僧で、唐より真言密教を持ち帰って真言宗を開いた、弘法大師として知られる。真言宗の開祖であり、高野山金剛峰寺を開いた。

 823年には、東寺を与えられ真言密教の道場とした。更に、828年には、庶民のための学校となる綜芸種智院を建設した。



 能書家としても知られ、嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆のひとりに数えられている。主な著作に次のものなどがある。

 『三教指帰』
 『弁顕密二経論』
 『十住心論』


偉人のプロフィール

〔空海〕のプロフィール。

〔空海〕

空海の肖像・写真 
(出典:wikipedia)

プロフィール
通称 空海(くうかい)
本名 空海(くうかい)
別名

〔幼名〕真魚(まお、まいお、まな諸説)
〔俗名〕佐伯 眞魚(さえき の まお)
〔法名〕教海→如空→空海
〔法号〕遍照金剛(へんじょうこんごう)
〔尊称〕弘法大師、空海上人
〔諡号〕弘法大師(921年追贈)
・東寺長者観賢の奏上により、醍醐天皇から「弘法大師」の諡号が贈られた。

受賞歴
時代
生誕 〔生誕〕宝亀5年(774年)
〔生誕地〕讃岐国多度郡屏風浦(現:香川県善通寺市)
死没 〔死没〕承和2年3月21日(835年4月22日)
〔死没地〕高野山
〔墓所〕

国籍 日本国
言語 日本語
居住地
学歴
職業 平安時代初期の僧
分野
所属 〔宗派〕真言宗
〔寺院〕高野山金剛峯寺・東寺ほか多数
〔廟〕高野山奥の院
業績 ・醍醐天皇により、弘法大師の諡号を与えられた、真言宗の開祖である。
・日本天台宗の開祖最澄と共に、日本仏教が奈良仏教から平安仏教へと変遷していく流れの劈頭にあり、中国より真言密教をもたらした。
・京に私立の教育施設「綜芸種智院」を開設した。(828年)
・能書家としても知られ、嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆のひとりに数えられる。
作品 〔著作〕
 『三教指帰』
 『弁顕密二経論』
 『十住心論』
 ほか多数
受賞歴
名言 〔空海の名言〕

・つまらない人は、善行と悪行の区別がつかず、その因果も信じることがない。目の前の利益だけを見ているので、その因果は必ず返ってくる。

・もしその能に当たるときは、事、通すること快し。用、その宜しきを失すれば労するといえども益無し。

・もし自分と自分以外の人を別ではなく、同じ存在だと見ることが出来れば、嫉妬することがなくなり、公平な心になり、全ての人の善行を心から賞賛できる。

・もし自分に適していることにその能力を使うなら、物事は極めてうまくゆく。しかし、自分に向いていない物事に、その能力を使うなら、労多く、益は少ないだろう。

・ものに決まった性質などない。悪人もいつまでも悪人ではない。

・ものの道理を見る目が開いていれば、身の回りのものすべてが大事なものだとわかる。

・哀なるかな哀なるかな長眠の子(じょうめんのし)、苦なるかな痛なるかな狂酔の人、痛狂は酔はざるを笑ひ、酷酔は覚者を嘲る 曽(か)つて医王の薬を訪らはずんば、いずれの時にか大日の光を見ん。

・家も無く国も無く郷属を離れ、子に非ず臣に非ず孑として貧に安んず。

・気持ちが落ち込んでいる時や悪いことを考えているときは、すること全てがわざわいを招く。

・虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、我が願も尽きん。

・業障は重く功徳は軽し。

・弧雲、定処無く、本自り高峰を愛す、知らず、人里の日、月を観て青松に臥す。

・五大に皆な響きあり、十界に言語を具す、六塵悉く文字なり、法身はこれ実相なり。

・荒廃は必ずその人による。人の昇沈は必ずその道の学び方にある。
・高山は風起り易く、深海は水量り難し、空際は人の察する無く法身のみ独り能く詳らかなり。

・三界の狂人は狂せることを知らず、四生の盲者は盲なることを識(し)らず。

・嫉妬は自分とそれ以外の人とは別々の存在だと思う心から生じる。もし自分と自分以外の人を別ではなく、同じ存在だと見ることが出来れば、嫉妬することがなくなり、公平な心になり、全ての人の善行を心から賞賛できる。

・遮那は中央に坐す、遮那は阿誰の号ぞ、本是我が心王なり。

・若し自心を知るは即ち仏心を知るなり、仏心を知るは即ち衆生の心を知るなり 三心平等なりと知るは即ち大覚と名づく、大覚を得んと欲(おも)はば、まさに諸仏自証の教えを学すべし。

・周りの環境は心の状態によって変わる。心が暗いと何を見ても楽しくない。静かで落ち着いた環境にいれば、心も自然と穏やかになる。

・修行して悟りを得ようとする人は、心の本源を悟ることが必要である。心の本源とは清らかで綺麗な明るい心である。

・信じて修行すれば誰でも必ず仏になることが出来る。

・心を洗って香と為し、体を恭(つつし)んで華と為す。

・心を和らげて耐え忍ぶという心の鎧を着て、目的に向かって努力するという兜をかぶり、人として守るべきルールや道徳を守るという馬に乗り、心を静めて落ち着けるという弓を持ち、正しい事と悪い事を分別するという矢を射って外には悪の軍勢を破り、内には心の賊を滅ぼす。これを仏という。

・心暗きときは、即ち遇うところことごとく禍なり。

・親を辞して師に就き、飾を落して道に入る。

・身は華と与に落ちぬれども、心は香と将に飛ぶ。

・人の昇沈は定んで道にあり。

・人の短を道うこと無かれ,己の長を説くこと無かれ。

・人を思いやる気持ちと、人に利益をもたらす行動をすることが全ての根本である。

・人間は誰もが胸のなかに、宝石となる石を持っている。一生懸命磨いて、美しく光り輝く玉になる。

・生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥し。(何度も生まれ、何度も死を繰り返したが、生まれる理由もわからず、死んだ後の事も覚えていないと嘆く。)

・善行をなそうとする人も、悪行をなそうとする人も、まず心の中でそれをなそうと決めてから、その行動をするものである。仏が悟った安らかな心を求めるのも、また同様にそうなると決めることから始まる。

・他人の病気のことをとやかく言う前に、まず自分の病気を治すことを心がけなさい。

・他人の利益をはかるように努めていると、苦しみの世界に行く因縁が消える。

・知らず自心の天・獄たることを、あに悟らんや唯心の禍災を除くことを。

・地獄は恐ろしいところだと言われているが、必ずしもそうではない。善心を発揮するならば、仏が救ってくださるからである。

・栄えるのも衰えるのも、みな自分の善行と悪行によるものである。善心を発揮して行動するならば必ず幸せになることができる。

・道理に迷って苦しむのも、自分の中にある仏に目覚めて正しく励むのも、みな自分の決心次第である。

・毒箭(どくぜん)を抜かずして、空しく来処を問う。(毒矢が体に刺さっているのに、犯人探しをしている間に毒が体中に回って死んでしまう。という意味。)

・能書は必ず好筆を用う。

・波濤万万にして、雲山幾千ぞ。来ること我が力に非ず、帰ること我が志に非ず。

・貧を済ふに財を以てし、愚を導くに法を以てす、財を積まざるを以て心となし、法を惜しまざるを以て性となす、故に若しくは尊、若しくは卑、虚しく往きて実ちて帰り、近きより遠きより、光を尋ねて集会することを得たり。

・貧道と君とは遠く相知る。山河雲水何ぞ能く阻てん。白雲の人、天辺の吏、何れの日か念ふこと無からん。

・夫れ仏法遙かにあらず、心中にして即ち近し、真如外かにあらず、身を捨てて何くにか求めん。

・風燭滅え易く、良辰遇い難し。

・仏として生きる道は遠いところにあるのではない。すぐそこにある。

・仏の教えは一言で言えば、自分の利益と他人の利益を一致させることである。

・物の荒廃は必ず人に由る。人の昇沈は定めて道に在り。

・文は是れ糟粕、文は是れ瓦礫なり。糟粕瓦礫を受くれば則ち粋実至実を失う。

・片手だけでは拍手できない。片足だけでは歩けない。右手と左手が感応して拍手になり、右足と左足が感応して歩く。だから相手が感応するまで祈り続けなさい。

・摩尼、自ら宝に非ず、工人能く瑩く。

・薬は病気から救ってあげたいという気持ちから生まれたものである。仏の教えは心を救ってあげたいという気持ちから生まれたものである。

・優れた大工が木材を使うとき、真っすぐな木は曲げずに、真っすぐな特徴をいかしてその木が必要な場所に使う。曲がった木は、無理に伸ばさずに、そのままその特徴をいかしてその木が必要な場所に使って大きな家を建てる。

・優れた知恵者は愚か者にみえる。

・六大無碍にして常に瑜伽なり四種曼荼、各々離れず三密加持すれば速疾に顕わる重重帝網なるを即身と名づく。

サイト
その他 〔ことわざ・慣用句〕
・弘法も筆の誤り
 空海は嵯峨天皇からの勅命で大内裏應天門の額を書いたが、「應」の一番上の点を書き忘れてしまった。空海は掲げられた額を降ろさずに筆を投げつけて修正したという。
 このことわざは、「たとえ大人物でも間違いはあるもの」という意味で使われるが、本来は「さすが大師、書き直し方さえも常人とは違う」という褒め言葉の意味あいもあるとされる。

・弘法筆を選ばず
 書の上手な人は、筆の良し悪しを問わないという意味のことわざ。

・護摩の灰
 弘法大師が焚いた護摩の灰と称する灰をご利益があると売る旅の詐欺師をいう。後に転じて、旅人の懐を狙う盗人全般を指すようになった。

・生麦大豆二升五合(なまむぎだいずにしょうごんごう)
 民間に伝わる呪文で、これを唱えれば難事を避けることができるという。本来の字義からは離れてしまっているが、空海の御宝号「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」が転訛したもの。