通称 |
渡辺 崋山(わたなべ かざん) |
本名 |
渡辺 崋山(わたなべ かざん) |
別名 |
〔通称〕登
〔諱〕定静
〔号〕華山→崋山。
号は他にも全楽堂、寓画堂など
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称号 |
贈正四位
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時代 |
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生誕 |
〔生誕〕寛政5年9月16日(1793年10月20日)
〔生誕地〕江戸
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死没 |
〔死没〕天保12年10月11日(1841年11月23日)
〔死没地〕愛知県 田原市
〔墓所〕
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国籍 |
日本国 |
言語 |
日本語 |
居住地 |
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学歴 |
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職業 |
江戸時代後期の武士、画家・文人
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分野 |
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所属 |
〔藩〕三河国田原藩の藩士・家老
(現在の愛知県田原市東部)
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業績 |
・「天保の大飢饉」の際、報民倉と称する食料備蓄庫をあらかじめ準備し、貧しい藩内にも関わらずひとりも餓死者も出さなかった。
・大飢饉の際、家中での綱紀粛正や倹約の徹底に包めた。
・蘭学を学び、蘭学者たちのリーダー的な存在となった。
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作品 |
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受賞歴 |
〔主な受賞歴〕
・「天保の大飢饉」の際、藩内にひとりの餓死者を出さなかったことで、全国で唯一幕府から表彰を受けた。
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名言 |
〔渡辺崋山の名言〕
・志、強ければ画も醜く、浅ければ画も俗なり。
・今よりなんなりと志すなら、いかなることでも、できぬことはあるまい。
・わが国の神風伝説も、頼むにたらないとなれば、敵情を熟知することが、先決であります。
・天を怨まず、人を尤めず。実に僕左様心得、一点の憤りなし。
(てんをうらず、ひとをとがめず。じつにさようにこころえ、いってんのいきどおりりなし。)
・渡辺崋山『商人八訓』
一.先ず朝は、召使いより早く起きよ
ニ.十両の客より百文の客を大事にせよ
三.買手が気に入らず、返しにきたならば、売る時より丁寧にせよ
四.繁盛するに従って、ますます倹約せよ
五.小遣いは一文より記せ
六.開店のときを忘れるな
七.同商売が近所にできたら懇意を厚くして互いにつとめよ
八.出店を開いたら、三年は食糧を送れ
・渡辺崋山『八勿(はちぶつ)』
一. 面後の情に常を忘れるなかれ
二. 眼前の繰廻しに百年の計を忘れるなかれ
三. 前面の功を期して後面の費を忘れるなかれ
四. 大功は緩にあり 機会は急にありということを忘れるなかれ
五. 面は冷なるを欲し 背は暖を欲すると云うを忘れるなかれ
六. 挙動を慎み其恒をみらるるなかれ
七. 人を欺かんとするものは人に欺かる 不欺は即不欺己ということを忘れるなかれ
八. 基立て物従う基は心の実という事を忘れるなかれ
〔意訳〕
(ブログ「おもしろき こともなき世を おもしろく」より引用)
1.情に溺れず冷静に対応せよ
2.目先のやりくりばかりに気をとられて長期の計画や展望を忘れるな
3.見かけの大きな功にとらわれて算盤があっているかどうかを忘れるな
4.長い間の積み重ねがなければ大仕事は成し遂げられないが、急に来るチャンスを逃がしてもいけない
5.表面上は冷徹に、内心は暖かい心を持て(冷静な頭と熱い心を持て)
6.行動は慎重にして心の底を見透かされないように
7.人をだまそうとすれば自分もだまされる、欺かない事は自分も欺かれないという事を忘れるな
8.基本が立っていれば物事はそれに従う。その基本は誠実な心だという事を忘れるな
(誠実な心があってこその基本方針であり、誠実な心でこそ物事が動く。)
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