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〔日本の偉人〕

〔ち〕で始まる日本の偉人

千葉周作

(ちば しゅうさく)



 千葉周作は、江戸時代後期の武士、剣術家であり、北辰一刀流の創始者である。千葉周作の遠い先祖は、桓武平氏良文流、板東八平氏の一つの名門千葉氏で、北辰流千葉常胤である。

 幼少時に父親は周作を連れて家出し、宮城県栗原郡長岡村荒谷の斗瑩稲荷神社境内に居を構える。その後、周作は中西派一刀流などで剣術の腕を磨く。いろいろないきさつの末、古川荒谷で入門していた北辰夢想流と中西派一刀流とから新たに北辰一刀流を創始した。



 その後は、武蔵や上野(群馬県)などでの他流試合で門弟数を増やすが、伊香保神社に奉納額を掲げる計画するも、地元の真庭念流との騒動(伊香保神社掲額事件)となり、結局上野からは撤退する。江戸に帰り、玄武館道場を開き多くの門人を抱える。門下から幕末の重要人物を多数輩出することとなる。


偉人のプロフィール

〔千葉周作〕のプロフィール。

〔千葉周作〕

千葉周作の肖像・写真 
(出典:孤雲屋敷 探訪)
プロフィール
通称 〔通称〕
・千葉 周作(ちば しゅうさく)

本名 〔本名〕
・千葉 周作(ちば しゅうさく)

別名 〔姓〕平氏
〔諱〕成政

称号 〔顕彰〕
・平成15年(2003年)、全日本剣道連盟 剣道殿堂に顕彰された。

時代 〔時代〕
・江戸時代後期

生誕 〔生誕〕寛政5年(1793年)
(寛政6年(1794年)1月1日とする説もある。)
〔生誕地〕宮城県気仙沼市本郷

死没 〔死没〕安政2年12月10日(1856年1月17日)
〔没地〕
〔墓所〕東京都豊島区 本妙寺

国籍 日本国
言語 日本語
居住地
学歴 〔剣術修得〕
・父親が宮城県栗原郡荒谷村の斗瑩稲荷神社境内に居を構え、幼少時の周作はここで北辰夢想流を学ぶ。
・15、6歳頃、松戸に移り、中西派一刀流の浅利義信に入門する。
・一刀流中西道場に入門、中西子正、寺田宗有などの指南を受けて腕を磨く。

職業 〔職業〕
・江戸時代後期の武士
・剣術家

分野 〔ジャンル〕
・武道
・剣術

所属 〔藩〕水戸藩
〔氏族〕千葉氏

業績 〔業績〕
・江戸時代後期の剣術の流派「北辰一刀流」の開祖
・神田お玉ヶ池の千葉道場(玄武館)の総師範

作品 〔作品〕
・北辰一刀流兵法の創出

受賞歴
名言 〔千葉周作の名言〕

・それ剣は瞬速、心、気、力の一致

サイト
その他  3年目の1822年(文政5年)、周作は伊香保神社に奉納額を掲げることを企画したが、地元の馬庭念流がこれを阻止せんとする「伊香保神社掲額事件」が発生し、掲額は断念した。この騒動で周作自身は名を挙げたが、北辰一刀流は、上野(こうずけ)から撤退した。