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〔世界の偉人〕

アムンゼン
(Roald Engelbregt Gravning Amundsen)

 

 ロアール・アムンセンは、ノルウェーの探検家で、特に極地探検家として知られています。彼は、イギリス海軍大佐ロバート・スコットと人類初の南極点到達を競い、1911年12月14日、人類史上最初の南極点到達に成功しました。

 更に、1926年には飛行船によって北極点にも到達し、人類史上最初の両極点到達を果たしました。


 アムンゼンは、1872年、海運業を営む一家の四男として、ノルウェー東南部のボルゲ(Borge)で生まれました。

 1888年、16歳のとき、フリチョフ・ナンセンがグリーンランド横断に成功したことを知り、自らも探検家になることを決意します。アムンゼンは大学に入学しますが、少年時代の夢を実現すべく、21歳のときには大学を中退し、船乗りになります。

 その後、1897~1899年、ベルギーの探検船ベルギカ号の航海士として探検隊に参加しました。この船は、南極海で流氷の群れに閉じ込められ動けなくなり、期せずして船の搭乗員は、人類初の南極越冬隊となりました。



 このときアムンゼンは、極地での経験を積むチャンスを掴み、その後の極地探検家としての第一歩を歩み始めたのでした。地図上で、大西洋側から太平洋側に移動する最短経路はアメリカの北側を回って航海する「北西航路」でありこれが出来れば欧亜間の最短航路になる筈です。

 16世紀以降、20世紀初頭まで多くの航海者がこれを挑戦してきたものの北極周辺の氷に阻まれ実現できませんでした。それどころか、19世紀にはイギリス海軍の艦隊がカナダ北方で遭難し全滅するという惨事がありました。この事件はアムンゼンをして、北西航路横断に挑みたいという夢を抱かせるようになりました。


 1903年、アムンゼンはわずか47トンのエンジン付き鋼製漁船ヨーア号で乗員6名とともに大西洋から北西航路へと入ります。途中で3度の越冬をするなど、多くの困難を乗り越え、史上初の北西航路の横断航海に成功しました。

 北西航路横断航海に成功したアムンゼンはは、直ちに北極点到達を目指し、準備を始めたが、1909年4月6日に、ロバート・ピアリーが北極点到達に成功したことを知り、目標をひそかに南極点に変更するが、出資者などには一切明かさなかった。

 そして、1910年8月に、「北極探検」の名目でノルウェーを出航する。出航後、マデイラ諸島の首都フンシャルに寄航時に、目標が北極点ではなく南極点であることをはじめて乗組員に明かしました。

 そして、出資者の手が届かなくなった時点で、無線電信でその旨をノルウェーに伝えた。探検出資者への電報文は、「南極点に到達したのち北極を探検する」とし、これを拡大計画と称したのだった。

 1911年1月14日、アムンゼン隊はロス棚氷の北東部にあるクジラ湾から南極大陸に上陸を果たし、そこにフラムハイム基地を建設して越冬と探検の準備を始めました。実は、ライバルのスコット隊は既に1月2日に西側のロス島に上陸し基地を建設していました。

 両隊は半年ほどの時間をかけて周囲の探索を行い、来るべき探検の準備を始めました。そして、1911年10月20日、4人の選抜隊とともに、アムンゼンはフラムハイムを出発し、4台の犬ぞりにを計52頭の犬にに引かせて南極横断を開始します。

 好天にも恵まれ、1911年12月14日、アムンゼン隊は人類初の南極点到達を果たしました。帰路も順調で、1912年1月25日には、一人の犠牲者を出すこともなくフラムハイム基地へと帰還しました。


偉人のプロフィール

〔アムンゼン〕のプロフィール。

〔アムンゼン〕

アムンゼンの写真 
(出典:wikipedia)

プロフィール
通称 アムンゼン
本名 ロアール・アムンセン(Roald Engelbregt Gravning Amundsen)
別名

ロアルト・アムンセン、ロアルド・アムンゼン

受賞歴
時代 19世紀後半~20世紀初期
生誕 1872年7月16日
死没 1928年6月18日(?)、北極海
国籍 ノルウェー
言語 ノルウェー語
出身地 ノルウェー:ボルゲ
居住地
学歴
職業 探検家
分野 南極探検、北極探検
所属
業績 南極点到達、北極点到達
作品
受賞歴  1907年、イギリスの王立地理学会は、北西航路横断と磁北極地域の探険の業績に対し、アムンセンに金メダルを授与しています。

名言 〔アムンゼンの名言〕

  
完全な準備のあるところに常に勝利がある。人はこれを“幸運”という。不十分な準備しかないところに必ず失敗がある。これが“不運”という。

人生の全てのチャレンジ、夢の実現は、こういうものでしょう。

目的地に、到達するまでの長い道のりがありますが、到達する時は、瞬間的なことです。

そして、そこに到達したからと言って、その後の人生が約束されたり、薔薇色に変わるわけではありません。

どこに到達したとしても、もし何かが与えられるとすれば、チャンスが与えられるだけで、それをどう活かすかは、自分次第ですし、また、どこかに到達するための過程が始まるだけです。

訓練というものは、目標とする実際行動よりは厳しいものであり、また行動の始まるまでにその目的を果たしているものである。

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