スハルト大統領は、インドネシアの軍人・政治家である。第2代大統領に30年以上も居座り、開発独裁政権として同国の工業化を推し進めた功績がある。しかし、アジア通貨危機後に発生した政治不安・社会不安を収拾することに失敗し、大統領職辞任に追い込まれた。 |
|
スハルト大統領は、インドネシアの軍人・政治家である。第2代大統領に30年以上も居座り、開発独裁政権として同国の工業化を推し進めた功績がある。しかし、アジア通貨危機後に発生した政治不安・社会不安を収拾することに失敗し、大統領職辞任に追い込まれた。 |
|
蘭印軍(オランダ領東インド軍)に入隊し軍曹に昇進するが、太平洋戦争開戦後には蘭印軍が日本軍に降伏したため、失職している。1943年、日本軍政期に組織されたペタと呼ばれる郷土防衛義勇軍に採用され、すぐに小隊長、中隊長へと昇進する。 |
オランダへの抵抗組織として、正規軍や非正規軍が多数発足したが、スハルトはその年9月に組織された正規軍に加わり、ペタ時代の実績を背景に副大隊長となる。10月には共和国軍が正式に発足して大隊長に任命される。 |
◆〔スハルト大統領〕のプロフィール。 |