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村田清風 |
村田清風は、長門国大津郡三隅村沢江生まれの武士で長州藩士家老である。藩校明倫館で優秀な成績を修め、学費免除のうえ、明倫館書物方となる。その後、藩主毛利斉房の小姓として仕え、斉房から5代毛利敬親の代まで藩の要職を歴任する。 天保9年には藩政の実権を掌握し、藩主毛利敬親のもとで天保の改革に取り組み手腕を振るった。清風の財政改革は苦しかった長州藩の財政を再建させた。清風はまた教育普及においても力を注ぎ、庶民層に対しても教育を薦めた。その後、中風などの病もあり退陣する。彼には『海防糸口』『病翁寝言』『遼東の以農古』などの著作がある。 |