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〔世界の偉人〕

コッホ
(Heinrich Hermann Robert Koch)

 

 コッホは、ドイツの医師・細菌学者で、炭疽菌・結核菌・コレラ菌の発見者として知られる。彼は、ルイ・パスツールとともに、〔近代細菌学の開祖〕とされる。

 感染症の病原体を証明するための基本方針として〔コッホの原則〕を提唱した。感染症研究の開祖として医学の発展に貢献した。

 1905年、結核に関する研究の業績によりノーベル生理学・医学賞を受賞した。純粋培養の方法を改善し、細菌培養法の基礎を確立した。彼の研究室で発明された寒天培地やシャーレは今日でも使い続けられている。



 コッホは、1876年、炭疽菌の純粋培養に成功し、炭疽の病原体であることを証明した。これにより細菌が動物の病原体であることを突き止め、その証明指針として 〔コッホの原則〕 を提唱した。

 1883年にはインドで、コレラ菌を発見した。1890年には、結核菌の培養上清から結核菌ワクチン(ツベルクリン)を創製し、現在でも診断用に用いられている。




偉人のプロフィール

〔コッホ〕のプロフィール。

〔コッホ〕

コッホの肖像・写真 
(出典:wikipedia)

プロフィール
通称 コッホ
本名 ハインリヒ・ヘルマン・ロベルト・コッホ(Heinrich Hermann Robert Koch)
別名

近代細菌学の開祖・感染症研究の開祖

称号 王立協会外国人会員(1897年)
時代 19世紀後半~20世紀初期
生誕 1843年12月11日・ハノーファー王国:クラウスタール
死没 1910年5月27日・ドイツ帝国:バーデン バーデン=バーデン
国籍 ドイツ
言語 ドイツ語
居住地 ドイツ
学歴 ゲッティンゲン大学
職業 医師・細菌学者
分野 〔研究分野〕:微生物学
所属
業績 〔コッホの原則〕

 ・感染症病原体を証明するための基本指針提唱
 ・感染症研究の開祖として医学の発展に貢献

〔病原微生物の発見〕

 ・炭疽菌
 ・結核菌
 ・コレラ菌

〔細菌培養法〕

 ・純粋培養や染色方法を改善し細菌培養法の基礎を確立
 ・寒天培地やペトリ皿(シャーレ)の発明

〔後進の育成〕

 コッホはベルリン大学で教鞭をとり、多くの弟子を育てた。

ゲオルク・ガフキー 腸チフス菌を発見
フリードリヒ・レフラー ジフテリア菌の分離に成功、口蹄疫ウイルス発見
エミール・ベーリング 血清療法の研究により1901年ノーベル生理学・医学賞を受賞
パウル・エールリヒ 化学療法の研究により1908年ノーベル生理学・医学賞を受賞
北里柴三郎 破傷風菌を純粋培養し、ペスト菌を発見

作品 〔主な著書・論文〕

 『結核の病因論』

名言 〔コッホの名言〕



サイト
その他

・コッホが結核菌を発見した、1882年3月24日に因んで、後に、3月24日は〔世界結核デー〕に制定された。

・ベルリンに彼の名を冠した研究所〔ロベルト・コッホ細菌研究所〕がある。

・医学の基礎研究に貢献した研究者に授与されるロベルト・コッホ賞が創設されている。

・北里研究所にコッホ・北里神社がある。