小池邦夫 |
小池邦夫は、松山のミカン農家の次男として生まれた芸術家であり、絵手紙の創始者である。小池邦夫は、幼少時、故郷松山の大山積神社の鳥居に彫られた三輪田米山の書に惹かれ、書家を志したという。 高校卒業後に芸術を学ぼうと東京学芸大学書道科へと進学したが、書道教師になる意思はなく、卒業目前にして中退してしまう。やがて小池は、手紙の中に、詩・書・画の三位一体を表現する世界を創りだすようになり、ここに絵手紙という新しい芸術分野を創設した。『ヘタでいいヘタがいい』がモットーだという。 |