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〔世界の偉人〕

サモスのコノン
(Conon of Samos)

 

 サモスのコノンは、紀元前280年頃~紀元前220年頃に存在した、ギリシャの天文学者・数学者で、イオニアのサモスに生まれ、プトレマイオス朝のアレキサンドリアで没したとされる。有名な、かみのけ座を作ったエピソードで知られる。

 彼は、イタリアやシシリアで天体観測を行い、後にプトレマイオス朝のファラオ プトレマイオス3世エウエルゲテス1世の宮廷天文学者を務めた。ユリウス・クラウディウス朝時代のローマ帝国の政治家・哲学者・詩人である、セネカの著作によれば、エジプトの日食記録を集めたとされる。

 セネカの著作は現存していないが、後の時代にアルキメデスが研究しアルキメデスの螺旋と呼ばれるようになった螺旋の研究や、ペルガのアポロニウスの著書にコノンが円錐の断面の研究を行ったことが記されている。




 プトレマイオス3世は、自分の姉妹を殺したセレウコス朝シリアとの間で、紀元前246年~前241年に渡って戦争をした。第3次シリア戦争である。プトレマイオス3世がこの戦争に出征すると、王妃のベレニケは夫の無事を願い、「夫が無事に戻ったならば、自分の髪を切って女神アプロディーテーに捧げる」と誓ったのだった。

 戦後、望み通り、夫が帰ってきたことから、ベレニケ王妃は、美しく、かつ美しいが故に有名であった、自分の髪を切り、約束通り神殿に奉納した。しかし、どうしたことか翌朝までに髪の毛は忽然と消え失せてしまう。王と王妃は激怒し、大失態を前にして神官たちはもはや免れようのない死を覚悟したのだった。


 このとき、宮廷天文学者のコノンは、「神は、王妃の行いを大変にお気に召し、かつ髪がとても美しかったので、大いにお喜びになり、空にあげて星座にしたのです」と、王と王妃に告げ、しし座の尾の部分を指し示した。

 コノンの言葉に喜んだ王と王妃は、神官たちの処刑を思いとどまる。コノンのとっさの知恵が、神官たちの命を救ったのだった。天空のその場所は、これ以降、〔ベレニケのかみのけ座(Coma Berenices)〕として知られている。

 ギリシャ時代から、しし座とうしかい座の間に茫洋とした星の集団があることは知られていたが、トレミーの48星座には含まれていなく、1つの星座として認められてはいなかった。

 1536年にドイツの地図製作者カスパル・ヴォペルが、自作の地球儀に描いて復活させる。その後、メルカトルの地図や、ティコ・ブラーエの星図に表示されて一般に認知されるようになる。そして、国際天文学連合によって、現在の88星座が定められた際に正式に星座の一つとなった。

かみのけ座1 

かみのけ座2 
(出典:星座入門 かみのけ座)


偉人のプロフィール

〔サモスのコノン〕のプロフィール。

〔サモスのコノン〕

サモスのコノンの肖像・写真 
(出典:wikipedia)

プロフィール
通称 サモスのコノン
本名 サモスのコノン(Conon of Samos)
別名

受賞歴
時代 プトレマイオス朝時代
生誕 紀元前280年・ギリシャ:サモス島
死没 紀元前220年・エジプト:アレクサンドリア
国籍 ギリシャ
言語 古代ギリシャ語
居住地 ギリシャ・エジプト
学歴
職業 古代ギリシャの天文学者・数学者
分野
所属
業績
作品
名言 〔サモスのコノンの名言〕



サイト
その他