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〔世界の偉人〕

カイパー

 

 カイパーことジェラルド・ピーター・カイパーは、オランダおよびアメリカ合衆国の天文学者である。1906年、オランダ・北ホラント州ハーレンカルスペルで生まれ、ライデン大学に進み、そこでの連星の研究で博士号を取得した。

 1933年にアメリカ合衆国に移住してリック天文台のロバート・グラント・エイトケンの元でフェローとなった。

カイパーの写真 
(出典:wikipedia)

 1936年には結婚し、翌年1937年にアメリカ合衆国に帰化してアメリカ人となった。

 カイパーは、1944年に土星の衛星タイタンにメタンの大気が存在することを発見した。

 更に、カイパーは、1948年に天王星の衛星「ミランダ」を発見し、続いて1949年には海王星の衛星「ネレイド」を発見した。

 彼の最大の功績は、後世〔エッジワース・カイパーベルト〕あるいは単に〔カイパーベルト〕と呼ばれることになる発見である。彼は、海王星の外側にベルト状に無数の小惑星が存在することを示唆し、後にそれが証明されたのである。

カイパーベルと 
カイパーベルト(出典:wikipediaより切抜)

 カイパーは、赤外線領域の波長を用いて航空機から天体観測を行うという技術の先駆者とされる。

 当時、アリゾナ大学の教授をしていたカイパーは、1960年代、ジェネラル・ダイナミクス社の中型ジェット旅客機コンペア990からの天体観測を行っている。

空中天文台 
空中天文台 (出典:wikipedia)

 1959年、カイパーは、アメリカ天文学会による天文学賞である〔ヘンリー・ノリス・ラッセル講師職〕を受賞した。この賞は〔ヘンリー・ノリス・ラッセル講座基金〕と呼ばれることもあり、毎年受賞者がでる。

 1960年代、アメリカのアポロ計画での月面着陸地点の選定を支援した。

 1973年12月23日、旅行先のメキシコシティで心臓発作で倒れ帰らぬ人となった。

 1974年から1995年までの間、NASA(アメリカ航空中局)は、航空機に搭載した天体望遠鏡システム〔空中天文台〕を運用した。このシステムは、天文学者カイパーにちなんで命名されたものであった。



偉人のプロフィール

プロフィール
通称 カイパー
ジェラルド・ピーター・カイパー(Gerard Peter Kuiper)
本名

ヘリット・ピーテル・カイペル(Gerrit Pieter Kuiper)

別名

称号

時代

20世紀

生誕

1905年12月7日

死没

1973年12月23日

国籍

オランダ、後にアメリカ合衆国に帰化(1937年)

言語

オランダ語・英語

出身地

オランダ:北ホラント州ハーレンカルスペルのTuitjenhorn

居住地

オランダ・アメリカ合衆国

学歴

ライデン大学での連星の研究で博士号取得

職業

オランダ・アメリカ合衆国の天文学者

分野

太陽系惑星天文学

所属

業績

・土星の衛星タイタンにメタンの大気が存在することを発見(1944年)

・天王星の衛星「ミランダ」を発見(1948年)

・海王星の衛星「ネレイド」を発見(1949年)

・カイパーベルト(エッジワース・カイパーベルト)を発見

・赤外線領域波長での航空機から天体観測技術を先導

・アメリカのアポロ計画での月面着陸地点の選定を支援(1960年代)

作品

受賞歴

1959年:カイパーはアメリカ天文学会からヘンリー・ノリス・ラッセル講師職受賞

名言

サイト

その他

〔クレーター〕

 カイパーの功績を記念して、小惑星に〔カイパー〕の名称がつけられた。更に、月面や火星、水星のクレーターにも、彼の名に因んで同一名称で〔カイパー・クレーター〕と命名された。

〔カイパー賞〕

 アメリカ天文学会惑星科学部会により、1984年に〔カイパー賞〕が創設された。


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