ゲイ・リューサック〕
ゲイ・リュサックは、フランスの化学者・物理学者である。
1802年、気体の体積が温度上昇に比例して膨張するという〔ゲイ=リュサックの法則〕を発表した。
1827年、硫酸合成の鉛室法を改良し、鉛室で生成した窒素酸化物を回収するため、鉛室の後段に接続するゲイ=リュサック塔を考案した。
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ゲーテ〕
ゲーテは、ドイツの偉大な詩人、劇作家、小説家、自然科学者、政治家、法律家である。
長い歴史を通してドイツを代表する文豪として知られ、広い分野で次のような重要な作品を残した。
『若きウェルテルの悩み』(小説)
『ヘルマンとドロテーア』(叙事詩)
『ファウスト』(詩劇)
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ゲーデル〕
クルト・ゲーデルは、現在のチェコ(オーストリア・ハンガリー二重帝国)ブルノ生まれの数学者・論理学者である。
ゲーデルは、1924年にウィーン大学に入学し物理学、数学を学ぶ。1930年に最初の重要な業績として「第一階述語論理の完全性定理」を発表し学位を取得する。
翌年1931年には、ゲーデル数の概念を構築し、有名な「不完全性定理」を発表する。この定理は、20世紀の数学基礎論、論理学にとって最も重要な定理とされる。
不完全性定理はフォン・ノイマンなど著名な学者の激賞を受け、「人間の理性の限界を示した」とも評されている。
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ケネディ大統領〕
アメリカ合衆国での下院議員・上院議員・第35代アメリカ合衆国大統領を歴任した政治家である。
ケネディは20世紀生まれの最初の大統領。在任中にはピッグス湾事件、キューバ危機、ベルリンの壁の建設、米ソ宇宙開発競争、ベトナム戦争早期撤退計画の発表など多くの歴史的事件が発生している。
キューバ危機の対応で「第三次世界大戦」「米ソ全面核戦争」の危機を回避したとされる。
ソ連との宇宙開発競争では、1960年代中に月面着陸を実現させると演説した。テキサス州ダラスで遊説中に暗殺された。月面着陸はアポロ計画により、1969年7月20日に実現された。
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ゲバラ〕
ゲバラは、1928年アルゼンチンの第二都市ロサリオの裕福な家庭に生まれ育った、政治家、革命家で、キューバのゲリラ指導者である。
彼は、1953年にブエノスアイレス大学医学部を卒業し医師免許を取得を取得する。南米各地を放浪する中で、ボリビアで農地改革の現実を目撃し、ここで亡命キューバ人と知り合う。
ゲバラは、キューバ革命の立役者として貢献し、現在も英雄として奉られている。
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ケプラー〕
ヨハネス・ケプラーは、ドイツの天文学者・数学者・自然哲学者・占星術師である。
天体の運行法則に関する〔ケプラーの法則〕を唱えたことで知られている。
天体の運動を理論的に解明した業績は、天体物理学者の先駆的存在であった。
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ケルヴィン卿〕
ケルヴィン卿は、アイルランド生まれのイギリスの物理学者で、古典的な熱力学の開拓者の一人である。
カルノー理論を発展させた絶対温度の導入や、熱力学第二法則(トムソンの原理)の発見、ジュール=トムソン効果の発見などの業績で知られる。
現代、彼の功績に因んで、絶対温度の単位としてケルビン〔単位:K〕が使用されている。
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玄奘三蔵(三蔵法師)〕
玄奘三蔵は、唐代の中国の訳経僧である。玄奘は戒名であり、俗名は陳?、諡は大遍覚といい、尊称は法師、三蔵、あるいは三蔵法師などとも呼ばれる。
628年に陸路でインドに向かい、巡礼や仏教研究の末、645年に経典657部や仏像などを持って帰還し翻訳作業を行い、法相宗の開祖となる。
インドへの旅を地誌『大唐西域記』として著し、後に『西遊記』の基となった。
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