ハーシェル〕
ハーシェルは、ドイツのハノーファー出身のイギリスの天文学者・音楽家・望遠鏡製作者で、天王星の発見や赤外線放射の発見など、天文学における数多くの業績を残したことで知られる。
ハーシェルは後半生に土星の2個の衛星、ミマスとエンケラドゥスを発見し、天王星の衛星チタニアとオベロンも発見している。
恒星の固有運動の研究から、ハーシェルは我々の太陽系が宇宙空間の中を運動していることに初めて気づき、その運動のおよその方向を求めた。
また、天の川の構造を研究し、天の川を構成する星々が円盤状に分布することを明らかにした。
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バーナード・ショー〕
バーナード・ショーは、アイルランドの文学者、脚本家、劇作家、評論家、政治家、教育家、ジャーナリストである。
ヴィクトリア朝時代から近代にかけて、イギリスやアメリカなど英語圏の国々で多様な功績を残した才人として知られている。
バーナード・ショーの代表作には、『ピグマリオン』や『聖女ジョウン』『ウォレン夫人の職業』『シーザーとクレオパトラ』などがある。彼は、ノーベル文学賞やアカデミー脚色賞を取得している。
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パール・バック〕
パール・バックは、アメリカの女性小説家である。処女作『東の風・西の風』に続き、1931年に代表作『大地』を発表して1932年にピュリッツァー賞を受賞した。
『大地』は『息子たち』『分裂せる家』とともに三部作『大地の家』を成す。1938年にノーベル文学賞を受賞している。
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ハイゼンベルク〕
ハイゼンベルクは、ドイツの理論物理学者である。行列力学と不確定性原理によって量子力学に絶大な貢献をした。
1941年、ハイゼンベルクはデンマークのボーアを訪ね、「理論上開発は可能だが、技術的にも財政的にも困難であり、原爆はこの戦争には間に合わない」と伝え、あるメモを手渡した。
しかし、実際には原爆は開発され、広島、長崎に投下された歴史がある。
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ハイデッカー〕
マルティン・ハイデッガーは、ドイツの哲学者である。
フランツ・ブレンターノや現象学のフッサールの他、ライプニッツ、カント、ヘーゲルなどのドイツ観念論やキェルケゴールやニーチェらの実存主義に強い影響を受け、アリストテレスやヘラクレイトスなどの古代ギリシア哲学の解釈などを通じて独自の存在論哲学を展開した。
1927年の主著『存在と時間』で存在論的解釈学により伝統的な形而上学の解体を試み、「存在の問い」を新しく打ち立てる事にその努力が向けられた。
20世紀大陸哲学の潮流における最も重要な哲学者の一人とされる。その多岐に渡る成果は、ヨーロッパだけでなく、日本やラテンアメリカなど広範囲にわたって影響力を及ぼした。
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ハイネ〕
クリスティアン・ヨハン・ハインリヒ・ハイネは、ドイツの詩人、作家、ジャーナリストである。
当初は商人、ついで法律家を目指したが、ボン大学でA・W・シュレーゲルの、ベルリン大学でヘーゲルの教えを受け作家として出発する。
『歌の本』などの抒情詩を初め、多くの旅行体験をもとにした紀行や文学評論、政治批評を執筆した。1831年からはパリに移住して多数の芸術家と交流を持ち、若き日のマルクスとも親交があった。
文学史的にはロマン派の流れに属するが、政治的動乱の時代を経験したことから、批評精神に裏打ちされた風刺詩や時事詩も多く発表している。平易な表現によって書かれたハイネの詩は、様々な作曲者から曲がつけられており、今日なお多くの人に親しまれている。
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パウロ〕
パウロは、初期キリスト教の使徒であり、新約聖書の著者の一人である。もともとイエスの信徒を迫害していたが、回心してキリスト教徒となり、キリスト教発展の基礎を作った。
聖人であり、その記念日はペトロとともに6月29日(ユリウス暦を使用する正教会では7月12日に相当)である。
正教会やカトリック教会はパウロを使徒と呼んで崇敬するが、イエス死後に信仰の道に入ってきたためイエスの直弟子ではなく、「最後の晩餐」に連なった十二使徒の中には数えられない。
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パスカル〕
ブレーズ・パスカルは、フランスの哲学者であり自然哲学者・思想家・数学者・キリスト教神学者です。早熟の天才であり、近代的物理学の先駆的業績を残した他、多くの分野に業績を残しました。
早逝したために、自身の目標とした書物のために書き残した断片的なノートが死後になって、遺稿集『パンセ』として出版されています。
遺稿集『パンセ』には、パスカルの残した「人間は考える葦である」をはじめとする多数の名文句や〔パスカルの賭け〕などの多数の有名な思弁が含まれています。
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パスツール〕
パスツールは、フランスの生化学者、細菌学者である。ロベルト・コッホとともに、「近代細菌学の開祖」とされる。
「科学には国境はないが、科学者には祖国がある」という言葉でも知られる。王立協会外国人会員である。
彼は、分子の光学異性体を発見し、牛乳、ワイン、ビールの腐敗を防ぐ低温での殺菌法(パスチャライゼーション・低温殺菌法とも)を開発した。
またワクチンの予防接種という方法を開発し、狂犬病ワクチン、ニワトリコレラワクチンを発明している。
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バッハ〕
バッハは、18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家である。バロック音楽の重要な作曲家の一人で、鍵盤楽器の演奏家としても高名であり、当時から即興演奏の大家として知られていた。
バッハ研究者の見解では、バッハはバロック音楽の最後尾に位置する作曲家としてそれまでの音楽を集大成したとも評価されるが、後世には、西洋音楽の基礎を構築した作曲家であり音楽の源流であるとも捉えられ、日本の音楽教育では「音楽の父」と称された。
バッハ一族は音楽家の家系で(バッハ家参照)数多くの音楽家を輩出したが、中でも、ヨハン・ゼバスティアン・バッハはその功績の大きさから、大バッハとも呼ばれている。J・S・バッハとも略記される。
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ハッブル〕
ハッブルは、アメリカ合衆国の天文学者である。我々の銀河系の外にも銀河が存在することや、それらの銀河からの光が宇宙膨張に伴って赤方偏移していることを発見した。
近代を代表する天文学者の一人であり、現代の宇宙論の基礎を築いた人物である。現在、彼の功績に因んで、ハッブル宇宙望遠鏡が地球を回っている。
1929年、ハッブルとミルトン・ヒューメイソンは、銀河の中にあるセファイド変光星を観測し、セファイド変光星の明るさと変光周期の関係を使って、銀河の赤方偏移と距離の間の経験則を定式化した。
互いに離れる二つの銀河の相対速度は、二つの銀河の距離に比例しているという、いわゆるハップルの法則を発見したことで知られ、この発見は後にビッグバン理論につながることになる。
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パブロフ〕
パブロフは、帝政ロシア・ソビエト連邦の生理学者である。犬のほおに手術で管を通し、唾液の分泌量を測定した。一般的に「パブロフの犬」としてよく知られる実験である。
ベルを鳴らしてからエサを与える事を繰り返した結果、ベルを鳴らしただけで唾液を出すようになることを発見した。いわゆる〔条件反射〕の発見である。
ベルを鳴らし続けると次第に反応は消えていくが、数日後同様の実験をしても犬は唾液を分泌する。前者を『消去』と言い、後者を『自発的回復』と言う。
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バルザック〕
バルザックは、19世紀フランスを代表する小説家である。彼の代表作には、『ウージェニー・グランデ』や『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』『幻滅』『娼婦たちの栄光と悲惨』などがある。
イギリスの作家サマセット・モームは、『世界の十大小説』のなかで、バルザックを「確実に天才とよぶにふさわしい人物」と述べている。
バルザックは90篇の長編・短編からなる小説群『人間喜劇』を執筆した。これは19世紀ロシア文学(ドストエフスキー、レフ・トルストイ)のさきがけとなった写実的小説群とされる。
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ハレー〕
ハレーは、イギリスの天文学者、地球物理学者、数学者、気象学者、物理学者である。
ハレー彗星の軌道計算を初め、多くの科学的業績で知られる。『南天星表』の発表でも知られる。
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