アポロニウス |
ペルガのアポロニウスはギリシャの数学者・天文学者です。 円錐をいろいろな角度から平板で切り取ると、円錐の断面には、楕円、放物線、双曲線という3種類の図形が現れることを示しました。 著書『円錐曲線』にその記述があります。 |
現在では、「アポロニウスの円」や「アポロニウス問題」に名前が残されています。 天動説を支持する従円と周転円の概念の発案者として知られています。 アポロニウスは、小アジアの町ペルガに生まれ、アレキサンドリアでプトレマイオス3世およびプトレマイオス4世の時代に活躍しました。 現トルコのペルガモンでしばらく暮らしたとされ、アレキサンドリアで没しています。 アポロニウスの業績に因んで、月面のクレータの名称にも、アポロニウスという名称が残されています。このクレーターは、月の東側の縁、波の海の西にある高台、豊かの海にある成功の入江の北東にあり、数多くの小さなクレーターにA、B、Cなどの名前が付けられています。 |