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〔世界の偉人〕

モールス
(Samuel Finley Breese Morse)

 

 サミュエル・モールスは、アメリカの画家であり発明家です。モールス電信機を発明し、モールス符号に名を残しました。

 モールスは、現在のマサチューセッツ州ボストン市に生まれ、イェール大学に進学して宗教哲学や数学を学びました。大学在学中には、電気についての知識を獲得しています。

 彼はまた絵画の才能を発揮し、1810年、イェール大学を卒業すると、絵画で身を立てるようになり、画家としても名を成します。更に発明家としては多くの特許を取得しています。




 父親がカルヴァン主義の伝道師だった影響で、モールスの描く絵は彼のカルヴァン主義的信念を表現しています。

 モールスの描いた絵画には、『Dying Hercules』や『ジョン・アダムズの肖像画』『The House of Representatives』『Gallery of the Louvre』などがあります。

 1825年、モールスは、ワシントンD.C.でラファイエット侯爵の肖像画を描いている最中、馬に乗った配達員が父親からのメッセージ「妻危篤」を携えて現れた。モールスは急いでニューヘイブンに帰ったが、妻の最後も看取ることができなかった。帰着時には既に埋葬も住んでいたのだった。


 これに傷ついたモールスは、高速な長距離通信手段の研究を始めることとなるのでした。1832年、大西洋横断中の船内で、電磁気学に詳しいチャールズ・トーマス・ジャクソンという人物と出会い、彼が電磁石を用いて行う実験を見て、遠距離通信の可能性に気づきました。

 電磁石の導線を延伸させて、一方の端で電流を断続させれば、反対側の電磁石が反応して磁気が変化することで信号を送信できると考えたのです。同時代、既に何人かの人たちが同様なアイディアを生み出していて、電信による遠距離通信の実用化は激しい競争の時代に突入しようとしていました。

 現に、1833年には、ヴィルヘルム・ヴェーバーとカール・フリードリヒ・ガウスが電磁石による電信装置を作りあげていて、その応用としてウィリアム・クックとチャールズ・ホイートストンが電信を初めて商業化しています。

 1837年には、特許を取得したクックとホイートストンは、グレート・ウェスタン鉄道に21kmもの遠距離に渡る電信線を設置しました。彼らのシステムは複数の電信線を必要とするものだったため、後になって電信線1本でよいモールス方式に取って代わられます。

 モールスは、短距離での送信はできても、長距離では信号が減衰してしまい使い物にならない問題に遭遇します。モールスは、ニューヨーク大学教授レナード・ゲールのアイディアにより、電信線の途中に一定間隔で継電器を設置することでこの問題を解決します。1838年1月11日には、通信のデモンストレーションに成功します。

 その年、連邦政府からの支援を要請したが失敗します。モールスはスポンサー獲得、特許取得のためにヨーロッパに行き、既にクックたちが電信を商業化していることを知ることになります。

 1842年12月に、再度連邦政府の支援を要請し、ようやく予算が付きワシントンD.C.とボルチモア間61kmに電信線を敷設され、1844年5月1日に、最初の通信が行われました。5月24日には通信網が正式に開通しました。

 通信には、効率よくそれを行うための工夫が必要であり、将来モールス符号と呼ばれるものを共同研究者のアルフレッド・ヴェイルが発明しています。A・B・Cなどの〔文字〕を〔トン〕と〔ツー〕の組み合わせで表す文字符号を考案したのでした。

 モールスの電信装置は、1851年にイギリス以外のヨーロッパで標準方式として正式採用されました。1861年には、ニューヨーク-サンフランシスコ間の大陸横断電信線が完成しました。

 尚、モールスは、アメリカ合衆国における奴隷制確立を支持し、反カトリックと反移民運動も支援したことでも知られています。


偉人のプロフィール

〔モールス〕のプロフィール。

〔モールス〕

モールスの肖像・写真 
(出典:ウイキペディア)
プロフィール
通称 モールス、サミュエル・モールス
本名 サミュエル・モールス(Samuel Finley Breese Morse)
別名

受賞歴
時代
生誕 1791年4月27日
死没 1872年4月2日(満80歳没):アメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨーク
国籍 アメリカ合衆国
言語
出身地 アメリカ合衆国:マサチューセッツ州チャールズタウン
居住地
学歴
職業 画家、発明家
分野
所属
業績 著名な実績:モールス符号、電信通信の普及
作品
受賞歴 モールスの功績は、ヨーロッパでは大きく評価され様々な掌や報酬が贈られたが、アメリカではほとんど評価されることがなかった。

1872年4月3日、ニューヨークタイムズに掲載されたモールスの死亡記事には、モールスが多くの国家などから勲章などを贈られていたと報告されている。

オスマン帝国 ダイヤモンド付きの勲章(1847年ごろ)
プロイセン王国 金の嗅ぎタバコ入れ(1851年)
ヴュルテンベルク王国 金メダル(1852年)
オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世 金メダル(1855年)
フランス皇帝 レジオンドヌール勲章
デンマーク国王 勲章(1856年)
スペイン女王 勲章を受章・受賞
ポルトガル王国 勲章(1860年)
聖マウリッツィオ・ラザロ 勲章(1864年)受章

 1988年には、モールスの電信実験がIEEEマイルストーンに選ばれています。

 また、2012年4月1日、エイプリルフールのジョークとして、携帯電話でモールス符号を打ち込んでテキストを送信できる "Gmail Tap" が発表されました。

 モールスの兄弟の子孫がGoogleでエンジニアとして勤務していて、そのジョークは生まれたとのことです。

名言 〔モールスの名言〕



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