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〔世界の偉人〕

フェルマー
(仏: Pierre de Fermat)

 

 フェルマーは、はフランスの数学者で、〔数論の父〕とも呼ばれている。フェルマーは、1607年頃、農民が空腹と貧困で一揆を起こしていた時代に小さな農村で生まれた。

 彼は、トゥールーズで弁護士の資格を取得し法律家として一生を過ごしたが、トゥールーズの請願委員や議会の勅撰委員でもあった。後世有名になる数論の難題〔フェルマーの最終定理〕を提唱したことで知られる。


 余暇の趣味として数学を好み、パスカルと共同で確率論の基礎を構築した。

 デカルトとも交流があり、デカルトが二次元での解析幾何学を創案したのに対して、デカルトとは独立に二次元だけでなく三次元空間での解析幾何学を創案した。



 それ以外の数学分野でも、幾何学や微分積分学などの分野で先駆的業績を残している。特に数論分野の業績は独創的で、後世の多くの数学者たちに大きな影響を与えることとなった。

 彼が数論を研究しようとした原点は、1630年頃、古代ギリシャの大数学者ディオファントスの著書『算術』の注釈本を入手したことに始まるという。フェルマーはこの書籍を熱心に研究し、その余白に48個の注釈を書き込んだのである。


 フェルマーの死後になって、長男のサミュエルが『算術』をフェルマーの書き込み付きで再出版したことで、フェルマーの書き込みが世に知られることとなる。フェルマーは、これらの注釈について、「証明できた」とするものと「予想する」とするものの、2種類の書き込みをしている。

 48個の書き込みのうち、47個までは、後世の数学者たちによって肯定的・否定的に証明された。フェルマーが「証明できた」としたものは全て肯定的に証明されている。否定的に証明されたものもあるが、それらは全て「予想される」としたものだけである。


 最後まで証明できなかった、第2番目の書き込みは極めて興味深いものであった。フェルマーは「真に驚くべき証明を発見した」と記しているが、その証明は記述されていない。フェルマーは「それを書くには余白が少なすぎる」と書き残したのである。

 この問題は実に難題であり、永年にわたり〔フェルマーの最終定理〕と呼ばれてきた。それが肯定的に証明されたのは、実に360年以上も後のことであった。

 右図で示すように、〔フェルマーの最終定理〕とは、中学生でも容易に理解できるような、実に簡単なものである。

フェルマーの最終定理

 この定理は、1995年にアンドリュー・ワイルズが、谷山・志村予想の一部を証明したことによって最終的に証明され、20世紀数学界最後を飾る金字塔となった。

 ところで、その証明はここで記述することはできない。何故って、それには余白が少なすぎるのである。


偉人のプロフィール

〔フェルマー〕のプロフィール。

〔フェルマー〕

フェルマーの肖像・写真 
(出典:ウイキペディア)
プロフィール
通称 フェルマー
本名 ピエール・ド・フェルマー(Pierre de Fermat)
別名

数論の父

受賞歴
時代 17世紀
生誕 1607年(頃)・フランス王国:ビューモント・ド・ロマーニュ
死没 1665年1月12日・フランス王国:タルヌ県カストル
国籍 フランス王国
言語 フランス語・スペイン語・ラテン語
居住地 フランス王国
学歴
職業 〔本業〕:弁護士

〔趣味〕:数学

分野 〔研究分野〕

・法学
・数学
・言語学
・光学

〔主な業績〕

・解析幾何学
・微分積分学
・確率論
・数論
・フェルマーの最終定理

所属
業績 〔主な業績〕

・解析幾何学
・微分積分学
・確率論
・数論
・フェルマーの最終定理

作品
名言 〔フェルマーの名言〕



サイト
その他