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〔世界の偉人〕

〔け〕で始まる世界の偉人

ゲバラ
(Ernesto Guevara)



 ゲバラは、1928年アルゼンチンの第二都市ロサリオの裕福な家庭に生まれ育った、政治家、革命家で、キューバのゲリラ指導者である。

 彼は、1953年にブエノスアイレス大学医学部を卒業し医師免許を取得を取得する。南米各地を放浪する中で、ボリビアで農地改革の現実を目撃し、ここで亡命キューバ人と知り合う。ゲバラは、キューバ革命の立役者として貢献し、現在も英雄として奉られている。



 1954年、メキシコに亡命するが、メキシコ亡命中のフィデル・カストロらと出会い意気投合、従軍医として反独裁闘争に参加することを決意する。その後、小型ヨットでキューバに上陸、以後25ヶ月間におよぶゲリラ戦に従軍する。

 1959年、キューバで親米独裁政権を敷いていたバティスタ大統領が、国外逃亡し、キューバ革命が成功すると、キューバの国立銀行総裁に就任する。

 1965年、国際的な革命闘争に参加するためキューバを離れ、アフリカ各地を歴訪し、コンゴでは一時的にコンゴ動乱に参加する。1966年、コンゴ動乱から引き揚げ、チェコスロバキアのラードビーに移動、チェコ情報機関にかくまわれ滞在する。

 1967年10月8日 バジェグランデ近郊のイゲラ村の近くで捕えられ、大統領オルトゥーニョの命により10月9日に銃殺刑に処されて果てる。39歳だった。


偉人のプロフィール

〔ゲバラ〕のプロフィール。

〔ゲバラ〕

ゲバラの写真 
(出典:wikipedia)

プロフィール
通称 ゲバラ
本名 エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ
(Ernesto Rafael Guevara de la Serna)
別名

受賞歴
時代 20世紀
生誕 1928年6月14日・アルゼンチン:ロサリオ
死没 1967年10月9日(満39歳没)・ボリビア:バジェグランデ地方イゲラ

〔廟〕:チェ・ゲバラ霊廟(キューバ:サンタクララ)

国籍 アルゼンチン
言語 スペイン語
居住地 キューバ
学歴 ブエノスアイレス大学医学部
職業 革命家
分野 〔思想〕:マルクス主義、アメリカ主義(ホセ・マルティによるもの)
所属 〔所属〕:7月26日運動
業績 キューバ革命
作品 〔著作〕

 『ゲリラ戦争』
 『モーターサイクル南米旅行日記』
 『ゲバラ日記』(死後発行)

名言 〔ゲバラの名言〕



サイト
その他

現在のキューバ3ペソ紙幣にゲバラのその肖像がある。

1997年 死後30年目、ボリビアで遺骨が発掘され、ハバナに移送された。



偉人の名言

〔ゲバラ〕の残した名言。

ゲバラ
ゲバラの残した名言(分類は当サイト管理人の独断によるもの)
革命家

 我々は、二つのヴェトナム、そして、三つのヴェトナム、さらに、数多くのヴェトナムをつくるべきであると主張すべきである。(歴史的遺言)

 グラナダ最後のカリフの母がその息子に言った。お前が守ろうとしなかった都が亡ぶと言って、何も泣くことはないのだ。(日記)

 バカらしいと思うかもしれないが、真の革命家は偉大なる愛によって導かれる。人間への愛、正義への愛、真実への愛。愛の無い真の革命家など想像出来ない。(国連総会出席のためにニューヨーク滞在中、インタビューでの質問“革命家にとって重要なことは?”に応えて)

 祖国か、死か!(これは7月26日運動のスローガン、また合言葉でもある)

 我々にとって社会主義の確かな定義は、“人間の人間による搾取の撤廃”以外にない。

 酒は飲まない。タバコを吸う。女を好きにならない位なら、男を辞める。だからと言って、あるいはどんな理由であっても、革命家としての任務を全う出来ないのなら、僕は革命家を辞める。

 僕を導くものは、真実への情熱だけだ。あらゆる問題について、僕はこの点から考える。

 世界のどこかで誰かが被っている不正を、心の底から深く悲しむ事の出来る人間になりなさい。それこそが革命家としての、一番美しい資質なのだから。(5人の子供達に遺した手紙の一部 キューバを去ってボリビアに向かうに当たり自分の死を予感して)

 どこで死に襲われようと、我々の戦いの雄叫びが誰かの耳に届き、我々の武器を取るために別の手が差し出され、他の人達が立ち上がるなら、喜んで死を受け入れよう!

理想主義者

 もし私達が空想家のようだと言われるならば、救い難い理想主義者だと言われるならば、出来もしない事を考えていると言われるならば、何千回でも答えよう、「そのとおりだ」。

冒険家

 私のことを冒険家というのなら、たしかにそうだ。しかし、私は違うタイプの冒険家だ。自分の真理を証明するためなら、命も賭ける冒険家だ。