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〔日本の偉人〕

〔お〕で始まる日本の偉人

岡潔

(おか きよし)


あ行か行さ行た行な行
は行ま行や行ら行わ行

あいうえお

〔お〕で始まる日本の偉人

王貞治 岡潔
岡倉天心 岡田紅陽
岡本太郎 沖田総司
仰木彬 小津安二郎
小尾信彌 小野小町
小野妹子 小渕恵三
織田信長 太田清蔵
大塩平八郎 大久保利通
大隈重信 大石内蔵助
尾崎行雄 尾崎放哉
尾崎豊 尾崎紅葉
大隅良典

 岡潔は、日本の数学者で、奈良女子大学名誉教授、理学博士である。

 フランス留学時代に多変数複素函数論に出会い生涯を通じて研究し、発展途上であった多変数解析函数論の研究で大きな業績を残した。

岡潔の写真 
(出典:wikipedia)

 岡潔は、その時代の数学の三つの大問題を解決したことで知られている。中でも、ハルトークスの逆問題(レヴィの問題)の解決は有名である。彼の功績は、たった一人の数学者によるものとは信じられないほどのものであったという。



偉人のプロフィール

プロフィール
通称 坂本 潔(おか きよし)
本名 坂本 潔(おか きよし)
別名

称号 ・文化勲章
・勲一等瑞宝章
・従三位
時代 明治時代~昭和時代
生誕

〔生誕〕1901年4月19日
〔生誕地〕大阪府大阪市

死没 〔死没〕1978年3月1日(76歳没)
〔没地〕
〔戒名〕
〔墓所〕

国籍 日本国
言語 日本語
居住地
学歴 〔最終学歴〕京都帝国大学
職業 日本の数学者
分野 〔研究分野〕多変数解析関数論
所属 〔研究機関〕
・京都帝国大学(理学博士)
・ソルボンヌ大学ポアンカレ研究所
・広島文理科大学
・北海道大学
・奈良女子大学名誉教授
・京都産業大学
業績 〔主な業績〕 ・多変数解析関数論
作品 〔単著〕
『春宵十話』
『風蘭』
『紫の火花』
『春風夏雨』
『月影』
『春の草 私の生い立ち』
『春の雲』
『日本のこころ』
『一葉舟』
『昭和への遺書 敗るるもまたよき国へ』
『日本民族』
『葦牙よ萠えあがれ』
『日本民族の危機 葦牙よ萌えあがれ!』
『曙』
『神々の花園』
『わが人生観 心といのち』
『心といのち』
『春雨の曲』
『情緒の教育』
『情緒と創造』
『日本の国という水槽の水の入れ替え方 憂国の随想集』
『情緒と日本人』
『夜雨の声』
『岡潔 数学を志す人に』
受賞歴 〔主な受賞歴〕
・日本学士院賞
・朝日文化賞
・文化勲章
・橋本市名誉市民
・毎日出版文化賞
・奈良市名誉市民
・勲一等瑞宝章
・従三位
名言 〔@@@の名言〕

・「プラスの日」「マイナスの日」

・いまの教育では個人の幸福が目標になっている。人生の目的がこれだからさあそれをやれといえば道義という肝心なものを教えないで手を抜いているのだからまことに簡単にできる。

・いまの人類文化というものは、一口に言えば、内容は生存競争だと思います。生存競争がないようである間は、人類時代とはいえない、獣類時代である。

・オリジナルは生命の燃焼によってしか作れない。

・こういう世相にあって,のんきな数学などは必要ないと思う方もあるかも知れません。しかし,数学というのは闇を照らす光なのであって,白昼にはいらないのですが,こういう世相には大いに必要となるのです。

・しかしこんな美しい地球を滅ぼさせたくないですね。

・とうとう解けなかった問題が2つある。

・どの人がしゃべったのかが大切なのであって、何をしゃべったかはそれほど大切ではない。

・まだ、したいことはいっぱいあるから死にたくない。しかし、しょせんだめだろうなあ。あしたの朝には命はないなあ。計算ちごた。

・科学が進歩するほど人類の存在が危うくなるという結果が出る。

・勘は知力ですからね。これが働かないと、一切がはじまらぬ。

・苦心を払わせるものを私は情熱といっている。

・敬虔ということで気になるのは、最近、「人づくり」という言葉があることである。人の子を育てるのは大自然なのであって、人はその手助けをするにすぎない。「人づくり」などというのは思い上がりもはなはだしいと思う。

・現代は他人の短所はわかっても長所はなかなかわからない。そんな風潮が支配している時代なのだから、学問の良さ、芸術の良さもなかなかわからない。

・言葉で言いあらわすことなしには、人は長く思索できない。

・個性が出るようにするにはどうするかということを教えなければいけないのでしょうね。個性がなくなりました。

・個性的なものを出してくればくるほど、共感がもちやすいのです。

・広い世界のものには関心が持ちにくく、狭い世界のものには関心が持ちやすい。

・今、たくましさはわかっても、人の心のかなしみがわかる青年がどれだけあるだろうか。

・今の教育では個人の幸福が目標になっている。人生の目的がこれだから、さあそれをやれといえば、道義というかんじんなものを教えないで手を抜いているのだから、まことに簡単にできる。

・最近、感情的にはどうしても矛盾するとしか思えない二つの命題をもとに仮定しても、それが矛盾しないという証明が出たのです。

・私についていえば、ただ数学を学ぶ喜びを食べて生きているというだけである。

・私は悪漢の書いたものが好きで、真正直な人の書いたものが嫌いである。

・私は三日かからねばつまり二晩寝なければ解けないという問題から問題と呼ぶことにしている。

・時間は情緒に近い。

・自然数の一を知るのは大体生後十八ヵ月と言ってよいと思います。

・自分の研究の方向は分かった。そのためには、まずは蕉風(芭蕉一派)の俳諧を勉強しなければならない。

・自分の好きなものだけが正しいのだと言う勇気はありませんね。

・情緒の中心の調和が損なわれると人の心は腐敗する。社会も文化もあっという間にとめどもなく悪くなってしまう。

・心が納得するためには、情が承知しなければなりませんね。

・人と人との間にはよく情が通じ、人と自然の間にもよく情が通じます。これが日本人です。

・人の中心は「情」であって、情の根底は「人の心の悲しみを自分のからだの痛みのごとく感じる心」すなわち観音大悲の心である。

・人の中心は情緒である。

・人は、男・女性に関するさまざまなことを、さまざまな経験によって知るのではなく、情緒的に、すでに知りつくしていることを、単に経験によって、具体的に知るだけのことなのです。

・人は極端になにかをやれば必ず好きになるという性質をもっています。好きにならぬのがむしろ不思議です。

・人は動物だが,単なる動物ではなく渋柿の台木に甘柿の芽をついだようなもの、つまり動物性の台木に人間性の芽をつぎ木したものといえる。

・人は無明を押えさえすれば、やっていることが面白くなってくるということができるのです。

・人間が人間である中心にあるものは科学性でもなければ論理性でもなく理性でもない情緒である。

・数学とは生命の燃焼です。

・数学のもとになるのは頭ではない。情緒だ。

・数学の営みは「おのれの情緒を外部に表出する学問芸術」であり「情緒を表現して数学を創造する」ことだ。

・数学は印象でやるもので、記憶はかえって邪魔になる。忘れれるものはどんどん忘れていく。これが極意です。

・数学は生き物です。

・数学は必ず発見の前に一度行き詰まるのです。行き詰まるから発見するのです。

・数学をするには、まずその人が出来なければならない。

・数学上の発見に関して西洋人はインスピレーション型、日本人は情緒型。

・足が大地をはなれて飛び上がっているようなもので、第二歩をだすことができない。そういうのを抽象的といったのです。

・知や意は、情という水に立つ波のようなもの。

・知性は理性と同一ではなく、理想を含んだものだと思うが、はっきりと理想に気づいたのもギリシャ文化が初めてだった。これを代表しているのがプラトンの哲学・及びユークリッドの幾何学である。

・日本だけのことではなく西洋もそうだが学問にしろ教育にしろ「人」を抜きにして考えているような気がする。

・日本は個性を重んずることを忘れてしまった。

・文章を書くことなしには、思索を進めることはできません。

・僕は論理も計算もない数学をやってみたい。

・本だって読むことより読みたいと思うことのほうが大切なのです。

・本質は直観と情熱でしょう。

・明治以前の日本人は死ねばそれきりなどとは思っていなかったのであってこの一生を長い旅路の一日のごとく思っていたのである。

・問題を出さないで答えだけを出そうというのは不可能ですね。

・野に咲く一輪のスミレを美しいと思う心。

・理性のなかを泳いでいる魚は、自分が泳いでいるということがわからない。

・理想の高さが気品の高さになるのである。

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