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〔世界の偉人〕

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ノーマン・メイラー
（Norman Kingsley Mailer）

　ノーマン・メイラーは、第二次世界大戦の最中、1944年に陸軍第112騎兵連隊に入隊し、レイテ島の戦いとルソン島の戦いに従軍した。

　1945年に日本が無条件降伏すると、今度は進駐軍の一員として、千葉県の館山に上陸し、その後銚子に移った。1946年には、福島県の小名浜に移り、その後、5月に帰国するまで銚子に滞在している。

　1948年にはパリのソルボンヌ大学するが、入学前に、『裸者と死者』を著わし、ベストセラーとなった。この作品は、彼自身の戦中体験を基に書いた作品であり、第二次大戦を描いた最良のアメリカ小説とされている。

　この作品の中で、戦争直後に彼が滞在した銚子の様子が描かれている。彼は、この小説『裸者と死者』の日本語版の翻訳者に、「日本は私が見た国のうちで最も美しい国でした」との印象を述べているという。

　彼は、実に6回も結婚し9人の子供がいる。2007年11月10日、ノーマン・メイラーは、 ニューヨークのマウントサイナイ病院で、急性腎不全のため死去した。没年84歳だった。

◆〔ノーマン・メイラー〕のプロフィール。