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〔世界の偉人〕

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スーチー

　スーチーは、敬虔なテーラワーダ仏教徒であり、ミャンマーにおける非暴力民主化運動の指導者・政治家である。

　彼女は、ビルマ独立運動を主導し、その達成を目前にして暗殺された、アウン・サン将軍の娘である。父親は、「ビルマ建国の父」と呼ばれている。

　スーチーは、2016年3月30日、ティンチョーを大統領とする新政権が発足したことにともない、外相、大統領府相を兼任、更に新設の国家顧問にも就いている。2016年6月現在は、国民民主連盟中央執行委員会議長を務める。

アウンサンスーチー（アウン・サン・スー・チー）
（ラテン文字転写: Aung San Suu Kyi）

＜注意＞ミャンマーでは、基本的に人の名称に名字はなく、〔姓〕と〔名〕の区別はない。人名は、〔名〕だけで表すので、スーチーの場合も、正式には「アウンサンスーチー」が正式名である。アウンサンが名字でスーチーが名ということではない。

　日本はじめ、英語メディア、仏語メディア、独語メディアなどの報道では「アウンサン・スーチー」「スーチー」などと表記されることも多い。

　しかし、ミャンマー人には、名字はなくミャンマー国内では、通常「アウンサンスーチー」の一語で表記される。

〔主な称号〕

ソウル大学校名誉教育学博士（2013年）
モナシュ大学名誉法学博士（2013年）
オーストラリア国立大学名誉文学博士（2013年）
シドニー大学名誉法学博士（2013年）
シドニー工科大学名誉博士（2013年）
ローマ名誉市民（2013年）
ボローニャ名誉市民（2013年）
ボローニャ大学名誉哲学博士（2013年）
京都大学名誉フェロー（2013年）
龍谷大学名誉博士（2013年）
ワルシャワ名誉市民（2013年）
オックスフォード大学名誉私法学博士（2012年）
パリ名誉市民（2012年）
香港大学名誉法学博士（2012年）
ヨハネスブルグ大学名誉博士（2010年）
カナダ名誉市民（2007年）
ルーヴァン・カトリック大学名誉博士（2006年）
アメリカン大学名誉博士（1997年）
ノーベル平和賞受賞（1991年）
オックスフォード大学名誉フェロー（1990年）
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院名誉フェロー（1990年）

1945年6月19日・英領ビルマ：ラングーン管区ラングーン都

〔使用言語〕

・ビルマ語
・英語
・フランス語
・日本語

〔学歴〕

・デリー大学（政治学学位）
・オックスフォード大学（学士、修士）
・ロンドン大学SOAS（修士）

政治家

〔思想〕

・仏教の慈悲
・非暴力

〔信教〕

・テーラワーダ仏教

〔政党〕

・国民民主連盟

〔現職〕（2016年06月17日現在）
・国民民主連盟中央執行委員会議長
・外務大臣
・大統領府大臣
・国家顧問

〔著書〕

『ビルマからの手紙』
『アウンサンスーチー演説集』

〔受賞歴〕

・トロルフ・ラフト人権賞（1990年）
・サハロフ賞（1991年）
・ノーベル平和賞（1991年）
・議会名誉黄金勲章（2008年）
・レジオン・ドヌール勲章コマンドゥール（2012年）

〔投獄〕

・自宅軟禁3回 合計約14年9か月（現在は解除）