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〔世界の偉人〕

アイザック・アシモフ

 

 アイザック・アシモフは、アメリカの作家で生化学者でもあります。  彼は数多くの有名なSF小説をはじめ、他のいろいろな分野でも多数の著作をしていて、著作数は500冊以上もあるとされています。

アイザック・アシモフの写真 
(出典:wikipedia)

 アシモフは、推理小説などでも多くの著作があるが、特に有名なのはロボットを主題にしたSF小説などです。  アイザック・アシモフは多くのロボットSF小説を著わしたが、この中で、ロボットが従うべき三つの原則なるものを創りました。これを通常は〔ロボット工学三原則〕と呼んで、その後のロボット小説の暗黙の原則的なものとなりました。ロボット工学三原則とは、次のような原則です。

 アシモフが1950年に執筆した『われはロボット』の扉に、この三原則(三法則)は初めて登場しましたが、その内容は次のようなものでした。


アイザック・アシモフのロボット工学の三原則
第一法則  ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

第二法則  ロボットは人間に与えられた命令に服従しなくてはならない。ただし、与えられた命令が第一法則に反する場合はこの限りではない。

第三法則  ロボットは、第一法則、第二法則に反する恐れのない限りにおいて、自己を守らなければならない。


 後になって、アシモフはこれら三原則に先立つ法則として、第零法則を提示しました。それによって、もともとの第一法則は、新しい第一法則のように変更を受けることとなりました。


第零法則  ロボットは人類に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

新しい
第一法則
 ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。ただし、第零法則に反する場合はこの限りではない。


 この三原則は、後の彼自身の作品ばかりか、多くのSF作家や作品にも多大な影響を与えることとなりました。また、近年進化している現実世界でのロボット工学にも大きな影響を及ぼすものとなりました。

 アイザック・アシモフの主なSF小説には、次のものなどがあります。

 『われはロボット』
 『ファウンデーション』
 『ロボットの時代』
 『夜来たる』
 『ミクロの決死圏』
 『ロボットと帝国』
 『ネメシス』

 『われはロボット』は、手塚治虫の『鉄腕アトム』と並んで、多くのSFファンに愛好され、近年のロボット開発に大きな影響を与えています。

 アシモフは、アーサー・C・クラーク、およびロバート・A・ハインラインと共に、〔三大SF作家〕と呼ばれていて、SF分野での多数の賞を受賞しています。



偉人のプロフィール

プロフィール

〔通称名〕 アイザック・アシモフ、アシモフ、アジモフ
〔本名〕 アイザック・アシモフ(Isaac Asimov)
〔別名・ペンネーム〕 Paul French(ジュブナイル作品向け)
George E. Dale(1942年発表SF短編『Time Pussy』)
Dr. A『1971年著書『The Sensuous Dirty Old Man』)

〔称号〕
〔時代〕 20世紀中期 ~ 20世紀末
〔生誕・生誕地〕 1920年1月2日:ロシア ペトロヴィッチ
〔死没・死没地〕 1992年4月6日(満72歳没)
 アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク ブルックリン区
〔国籍〕 ロシア SFSRペトロヴィッチ
〔言語〕 英語、イディッシュ語
〔出生国:出身地〕
〔居住国:居住地〕 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市
〔出身校・最終学歴〕 コロンビア大学卒業、同大学大学院化学専攻
〔職業〕

 ・作家
 ・短編小説家
 ・エッセイスト
 ・歴史家
 ・生化学者
 ・教科書作家
 ・ユーモア作家

〔ジャンル・主題〕 ・サイエンス・フィクション(ハードSF)
・ポピュラー・サイエンス
・ミステリー
・随筆
・文芸評論

〔所属・党・派〕
〔活動・業績〕

文学活動:サイエンスフィクションの黄金時代

〔処女作〕

『真空漂流』

〔代表作〕

 『宇宙の小石』
 『夜来たる』
 『ファウンデーション』
 『鋼鉄都市』
 『永遠の終り』
 『ミクロの決死圏』
 『ネメシス』
 『われはロボット』
 『ロボットの時代』
 『ロボットと帝国』
 『暗黒星雲のかなたに』

〔受賞歴〕

 ・ヒューゴー賞
 ・ネビュラ賞
 ・ローカス賞

〔残した言葉・名言〕

 ・幸運は、それを望むものにしか訪れないものである。
 ・生は愉快、死は平穏、面倒なのはその移動時点である。
 ・人生では、チェスとは違いチェックメイトの後でもゲームは続く。
 ・問題を解決する最も簡単な方法は、その存在を否定することである。
 ・もし医者から、『あと6分しか生きられない』と告げられても、私は少しも焦らない。タイピングの速度をちょっと速くするだけだ。

〔公式サイト〕

〔その他の情報〕

 ・TV/映画:『アイ, ロボット』 『アンドリューNDR114』

偉人の名言

アイザック・アシモフの残した名言
幸運 ・幸運は、それを望むものにしか訪れないものである。

決断 ・現状のみではなく、将来の事情を考慮にいれなくては、賢明な決定はできない。

教育 ・どんな教育も突き詰めていけば、独学につながる。その意味で独学が唯一の教育であると、私は確信している。

転換点  『夜来たる』は、わたしのプロ作家としての経歴の中で、一つの転換点となった作品である(中略)突然、私は重要な作家と見なされ、SF界が私の存在に注目するようになった。

 何年か後には、わたしはいわゆる"古典"を書いたことがはっきりした。

   - アイザック・アシモフ、『夜来たる』


長編作品

1950年 『宇宙の小石』
1951年 『暗黒星雲のかなたに』
『ファウンデーション』
1952年 『ファウンデーション対帝国』
『宇宙気流』
1953年 『第二ファウンデーション』
1954年 『鋼鉄都市』
1955年 『永遠の終り』
1957年 『はだかの太陽』
1966年 『ミクロの決死圏』
1972年 『神々自身』
1982年 『ファウンデーションの彼方へ』
1983年 『夜明けのロボット』
1985年 『ロボットと帝国』
1986年 『ファウンデーションと地球』
1987年 『ミクロの決死圏 2 - 目的地は脳』
1988年 『ファウンデーションへの序曲』
1989年 『ネメシス』
1993年 『ファウンデーションの誕生』
1990年 『夜来たる (長編版)』
1991年 『停滞空間』の長編化
1992年 『アンドリューNDR114』


短編作品

1950年 『われはロボット』
1955年 『火星人の方法』
1957年 『地球は空き地でいっぱい』
1959年 『停滞空間』
1964年 『ロボットの時代』
1968年 『アシモフのミステリ世界』
1969年 『夜来たる』
『サリーはわが恋人』
1972年 アシモフ初期作品集
『カリストの脅威』
『ガニメデのクリスマス』
『母なる地球』
1975年 『木星買います』
1976年 『聖者の行進』
1982年 『コンプリート・ロボット』
1983年 『変化の風』
1988年 『小悪魔アザゼル18の物語』
1995年 『ゴールド-黄金』
1996年 『Magic』


短編作品

1952年 『天狼星 (シリウス)の侵略』
1953年 『小惑星 (アステロイド)の海賊』
1954年
1956年 『水星基地のなぞ』
1957年 『木星のラッキースター』、『九号衛星のなぞ』の2種
1958年 『太陽系の侵入者』


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