NHKの勝抜き歌謡天国和歌山大会で名人となりました。
その縁があって、当時審査員をしていた猪俣公章の内弟子となり、1987年に『あばれ太鼓』で歌手デビューしました。
1988年のNHK紅白歌合戦に初出場以来、2013年の紅白までの間に通算25回の出場をしています。持病の膵臓炎があり、2002年度だけは歌手活動を全面的に休業し治療に専念していたために、紅白への出場も中断しました。
1991年には、細野晴臣・忌野清志郎と〔HIS〕を結成し、アルバム『日本の人』を発売しています。
2002年には先に述べた膵臓炎の治療専念のために、和歌山の実家に戻りゆっくりと休養して英気を養いました。本人は、後に〔徹子の部屋〕に出場した折、休業中には全国各地の温泉などに旅をして、のんびりと休養できたと述べています。
2003年春からは、歌手活動を再開し、紅白歌合戦にも復帰し、デビュー曲だった『あばれ太鼓』を歌った際、曲の終わり近くで思わず涙を流したといいます。
坂本冬美は、南高梅で有名な和歌山県生まれらしく、紀州南高梅の梅干ししか食べないなど、梅干しには一家言を持つことで知られています。
彼女の代表曲には次のようなものがあります。
『祝い酒』
『男の情話』
『能登はいらんかいね』
『男惚れ』
『火の国の女』
『恋は火の舞 剣の舞』
『夜桜お七』
『あばれ太鼓』
『大志(こころざし)』
『風に立つ』
『ふたり咲き』
『ふたりの大漁節』
『風鈴』
『凛として』
『播磨の渡り鳥』
『男の火祭り』
『また君に恋してる』
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