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〔日本の偉人〕

沢庵宗彭

 

 沢庵宗彭は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての臨済宗の僧で、大徳寺住持である。一般的に沢庵漬けの考案者と言われている。

 書画・詩文に通じ、茶の湯(茶道)にも親しみ、また多くの墨跡を残している。

沢庵宗彭の肖像・写真 
(出典:ウイキペディア)

 沢庵宗彭は、1573年、但馬国出石に生まれる。沢庵は10歳で出石の唱念寺で出家した。幾多の流れの末、沢庵は大徳寺首座となっていたが、天皇から賜る紫衣の着用は幕府が認めた者にのみ限ることを定めた、江戸幕府の禁中並公家諸法度に対する反対運動を起こし、出羽国に流罪となる。世にいう紫衣事件である。

 その後赦されて江戸に萬松山東海寺を開いた。



 寛永4年(1627年)、江戸幕府は、時の後水尾天皇に諮ることなく紫衣着用の勅許を法度違反として無効として、京都所司代に紫衣の取り上げを命じた。

 これに反発した沢庵は京に上り、玉室宗珀、江月宗玩と共に大徳寺の僧をまとめた後、妙心寺の単伝士印、東源慧等らと共に反対運動を行い、幕府に抗弁書を提出する。

 これが幕府の命に反するとして、沢庵たちは罪に問われることとなり、沢庵を出羽国上山に、また玉室を陸奥国棚倉など他の僧侶もそれぞれに流罪となった。この事件は、「紫衣事件」と呼ばれる。沢庵57歳であった。

 その後、寛永9年(1632年)、沢庵60歳の年に、大御所・徳川秀忠の死による大赦令により沢庵はじめ紫衣事件に連座した者たちは赦免された。

 幾多のことがあったが、寛永13年(1636年)、沢庵は家光に江戸に留まるよう求められ、家光の近侍となった。

 寛永16年(1639年)、67歳の時には、家光によって創建された萬松山東海寺に初代住職として入った。


偉人のプロフィール

プロフィール
通称 〔通称〕
・沢庵 宗彭(たくあん そうほう)

本名 〔本名〕
・沢庵 宗彭(たくあん そうほう)

別名 〔別名〕
・澤庵 宗彭(たくあん そうほう)

〔諡〕 ・普光国師
・300年忌にあたる昭和19年(1944年)に宣下)

〔号〕
・東海
・暮翁

称号 〔法号〕
・沢庵

時代 〔時代〕
・安土桃山時代~江戸時代前期

生誕 〔生誕〕天正元年12月1日(1573年12月24日)
〔生誕地〕但馬国出石(現兵庫県豊岡市)

死没 〔死没〕正保2年12月11日(1646年1月27日)(享年74没)
〔没地〕江戸
〔墓所〕
・萬松山東海寺(東京都品川区)
・円覚山宗鏡寺 (兵庫県豊岡市出石町)

国籍 日本国
言語 日本語
居住地 〔居住〕
・但馬国出石
・出石藩主・小出吉英が再興した宗鏡寺に庵を結び投淵軒と名づけて隠棲生活に入った。
・紫衣事件に問われた際には、出羽国上山に流罪となった。

学歴 〔修学〕
・10歳で出石の唱念寺で出家し春翁の法諱を得た。
・宗鏡寺の住職、薫甫宗忠に師事した。
・薫甫が大徳寺住持として上京すると、沢庵もこれに従い大徳寺に入る。大徳寺では三玄院の春屋宗園に師事し、宗彭と改名した。
・南宗寺陽春庵の一凍紹滴に師事し、大悟し、沢庵の法号を得た。

職業 〔職業〕
・臨済宗の僧
・大徳寺住持

分野 〔ジャンル〕
・仏教僧

所属 〔所属〕
・萬松山東海寺初代住職

業績 〔業績〕
・紫衣事件で出羽国に流罪となったが、その後赦されて江戸に萬松山東海寺を開いた。

・書画・詩文に通じ、茶道(茶の湯)にも親しみ、また多くの墨跡を残している。

・俗説では、沢庵漬けの考案者と言われているが、諸説がある。

作品 〔著書〕
 『沢庵和尚法語』
 『不動智神妙録』
 『太阿記』
 『理気差別論』
 『明暗双双集』
 『東海夜話』
 『安心法門』
 『鎌倉巡礼記』
 『玲瓏集』

受賞歴
名言 〔沢庵宗彭の名言〕



サイト
その他  ダイコンの漬物であるいわゆる沢庵漬けは一伝に沢庵が考えたとか、あるいは関西で広く親しまれていたものを沢庵が江戸に広めたとかいわれている。

 後者の説によれば、徳川家光が東海寺に沢庵を訪れた際、ダイコンのたくわえ漬を供したところ、家光が気に入り、「たくわえ漬にあらず沢庵漬なり」と命名したとも伝えられるが定かではない。


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