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柿本人麻呂

柿本人麻呂の肖像・写真
(出典:wikipedia)

 柿本人麻呂は、飛鳥時代の歌人である。山部赤人とともに歌聖と呼ばれ称えられている。三十六歌仙の一人でもある。
 柿本人麻呂の出自については定かではなく、『万葉集』の詠歌とそれに附随する題詞・左注などが唯一の資料となっている。天武天皇9年(680年)には出仕していて、天武朝から歌人活動をはじめ、持統朝に花開いたとされる。

 人麻呂の歌は、持統天皇の即位から崩御の時代に重なっていて、この女帝の存在が人麻呂の活動の原動力であったとされる。人麻呂は『万葉集』第一の歌人であり、長歌19首・短歌75首が掲載されている。その歌風は枕詞、序詞、押韻などを駆使した格調高いものである。


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