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〔世界の偉人〕

サド

 

 サドは、フランス革命期の貴族、小説家で、フルネームはマルキ・ド・サドである。

 サドの書く小説は、極めて暴力的なポルノグラフィーを含み、法律や道徳や宗教などの一切の制約を受けることがない。その作品は、人間個人の肉体的快楽を徹底的に追及し、放蕩ともいえる。

サドの肖像・写真 
(出典:wikipedia)

 彼は、虐待と放蕩の故に、パリの刑務所や精神病院をはじめ、数十年のあいだ多くの牢獄や病院で過ごした。サドの作品の多くは獄中で書かれている。彼は「サディズム」という言葉にその名を残している。



 1763年、戦争から帰還するとすぐに、金持ちの治安判事の娘に求婚するが断られ、その姉と結婚する。そして、息子2人と娘を1人もうけた。

 1766年、サドはプロヴァンス州ラコストにある自からの城に、私用の劇場を建設した。

 サドの祖父ギャスパー・フランスワ・ド・サドは最初の侯爵であったが、サドも伯爵から侯爵となった。

 サドは、復活祭の日に、物乞いをしていた未亡人を騙し暴行する事件、いわゆるアルクイユ事件を起こす。

 また、マルセイユの娼館で乱交し、娼婦に危険な媚薬を飲ませる等の行為を犯したことで、死刑判決を受ける。娼館の事件での罪状は「毒殺未遂と肛門性交の罪」というものであった。

 結局、1889年にシャトー・ド・ヴァンセンヌに収監され、1784年にはバスティーユ牢獄に移された。サドは、牢獄の中でいくつかの長大な小説を書いている。それらは背徳的な思弁小説で、エロティシズム、徹底した無神論的なものであった。

 それらは、『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』に代表されるように、卑猥で残忍な描写が描かれた作品が多く、19世紀には禁書扱いとされた。

 1789年7月2日、バスティーユ牢獄にいたサドは、「彼らはここで囚人を殺している!」と叫び、これが革命のひとつのきっかけとなり、1789年7月14日に、フランス革命が勃発した。

 革命は、バスティーユ襲撃に始まり、フランス全土に騒乱がひろがった。平民(第三身分)による憲法制定国民議会が発足し、革命が進展するにつれて、絶対王政と封建制度は崩壊した。

 サドは、シャラントン精神病院に移されたが、1790年に解放された。サドは、当初は共和政を支持していたが、彼の財産の侵害が行われると次第に反共和政を支持するようになった。1793年12月5日から1年間は投獄された。

 更に、サドが匿名で著わした二つの小説『美徳の不幸』と『ジュリエット物語あるいは悪徳の栄え』について、ナポレオン・ボナパルトはこれを書いた人物を投獄するよう命じたため、1801年にサドは裁判無しに投獄された。

 サドは、1803年にはシャラントン精神病院に移され、1814年に没するまでそこで暮らした。

 「サディズム」という言葉がある。サディズムとは、相手に対して、精神的、身体的に屈辱と苦痛を与えることで、性的な快楽や満足を得ることを意味していて、サドの名前に因んで名付けられた言葉である。


偉人のプロフィール

プロフィール
通称 サド
本名

ドナスィヤン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド(Donatien Alphonse Francois de Sade [d?na?sj?? al?f???s f????swa d??sad])

別名

マルキ・ド・サド(Marquis de Sade)

称号

伯爵・侯爵

時代

18世紀中期~19世紀初頭

生誕・生誕地

1740年6月2日・フランス:パリ

死没

1814年12月2日(満74歳没)・フランス:パリ

国籍

フランス

言語

フランス語

居住地

フランス

学歴

職業

作家・小説家

分野

サディズム小説

所属

業績

作品

〔主な作品〕

『ジュスティーヌあるいは美徳の不幸』
『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』
『アリーヌとヴァルクールあるいは哲学小説』
『新ジュスティーヌあるいは美徳の不幸』
『ジュリエット物語あるいは悪徳の栄え』
『閨房の哲学』
『ジェローム神父の物語』
『ブリザ・テスタの物語』
『恋の罪』
『悲惨物語 ユージェニー・ド・フランヴァル』
『司祭と臨終の男との対話』

受賞歴

名言

サイト

その他


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