ヴァスコ・ダ・ガマは、ポルトガルの航海者、探検家です。彼は、ヨーロッパからアフリカ南岸を経由してインドまで航海し到達した世界最初のヨーロッパ人です。
ヨーロッパからインドへの航路をヨーロッパ人として初めて「発見」した人物とされ、このインド航路開拓によって、ポルトガル海上帝国の基礎が築かれました。
(出典:wikipedia)
ヴァスコ・ダ・ガマは、1460年頃、ポルトガル、アレンテージョ地方のシーネスで誕生しました。父親は騎士階級の人物で後にシーネス町長を務めています。母親はイギリス起源の名門出身の女性です。
しっかりした記録はないものの、ヴァスコは、生まれ育った港町シーネスで航海に関する知識を獲得したと推察されます。
彼は偉大な航海を成し遂げた人物ですが、その航海の公式報告は残されていません。このため、第一回目も航海で同行した兵卒アルヴァロ・ヴェーリョが記述した次の記録が貴重な資料となっています。いち兵卒による記録ゆえに限定的な記述内容とも考えられています。
『喜望峰を経由するインディアの発見のためにドン・ヴァスコ・ダ・ガマが1497年に行った航海の記録』
少し時代が経過してから、第一回航海に同行した修道士の日記や、当事者からの聞き取り証言などを元に数々のエピソードも含めた、詳細な記録が作成され、現在に伝わっています。
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