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ウマル・ハイヤーム

〔世界の偉人〕

ウマル・ハイヤーム

 

 ウマル・ハイヤームは、セルジューク朝期ペルシアの学者であり詩人で、イラン・イスラーム文化の代表者とされています。無常観あふれるペルシャ語の四行詩(ルバーイイ)を数多く作詩しました。

 彼はまた、数学や天文学に造詣が深く、メルヴ天文台で暦法改正にたずさわり、現在のイラン暦の元となるジャラーリー暦を作成したことでも知られています。

ウマル・ハイヤームの写真 
(出典:wikipedia)

 ウマル・ハイヤームは、天幕づくりの職人である父親の息子として、現在のイラン・ニーシャープール生まれました。

 幼少期にバルフの町で育ち、その時代最も優れた指導者である、シャイフ・ムハンマド・マンスーリーという人物から薫陶を受け、青年期には偉大な師とされる、ニーシャープールのイマーム・ムワッファクという指導者の許で研究に励みました。

 やがて、ウマル・ハイヤームは、数学や天文学に秀でた学者となり、イスラム世界での君主号であるセルジューク朝のスルターン、マリク・シャーに招聘されて、メルヴの天文台で暦法改正にたずさわります。

 そこで、現在のイラン暦の元となる、33年間に8回の閏年を持つ、ジャラーリー暦を作成しました。この暦は5千年に1日の誤差しか生じない非常に正確なものでした。これに対し、現在使用されているグレゴリウス暦は、3330年ごとに1日の誤差を生じます。また、彼は天空の星野図を作成しているが、今日それは失われています。



 ウマル・ハイヤームは、このように天文学分野の学者として優れていただけでなく、〔ルバーバイ〕と呼ばれる、ペルシャ語による四行詩を多数詠いました。

 詩人としても名高い評価を受ける人物で、彼の作品集『ルバイヤート』は現在でも世界各国語に翻訳され出版されています。

 彼はまた、数学者としても優れた才能を発揮しました。古代ギリシャ時代に、「数学に王道はない」と述べた数学者メナイクモスが試みていた三次方程式の解法である、放物線と円のあいだの交点によって解く解法を一般化したといいます。

 更に、数学上重要である二項展開を発見しています。また、ユークリッドの平行線の理論を批判し、未来において非ユークリッド幾何学の発展に寄与したのでした。


偉人のプロフィール

プロフィール
通称 ウマル・ハイヤーム(Omar Khayyam)
本名 〔全名〕:アブー・ハフス・ウマル・イブン・イブラーヒーム・ハイヤーミー・ニーシャーブーリー
別名

オマル・ハイヤーム

受賞歴
時代
生誕 1048年5月18日:イラン ニーシャープール
死没 1131年12月4日:ホラーサーン
国籍
言語
出身地 ペルシャ:ニーシャープール
(現イラン・ラザヴィー・ホラーサーン州ネイシャーブール)
居住地
学歴
職業 学者・詩人
分野
所属
業績
作品 『ルバイヤート』
名言 〔@@@の名言〕



サイト
その他

「ハイヤーム」とは「天幕造り」の職業を意味していて、ウマル・ハイヤームの父親の職業が天幕造りであったことい由来している。



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