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〔す〕で始まる日本の偉人 |
〔す〕で始まる日本の偉人は、少ないです。杉田玄白は日本の医学の進歩に大きく貢献しました。 また、杉原千畝はナチスドイツからユダヤ人を救ったことで世界の歴史にひとつの功績を残しました。 ・杉原千畝 ・杉田玄白 ・菅原道真 ・鈴木貫太郎 ・鈴木章 ・鈴木大拙 ・鈴木梅太郎 杉田玄白は、江戸時代の蘭学医です。医師として開業すると共に、天真楼という医学塾を開きました。長崎からオランダの医学書を持ち帰った前野良沢らと共に、千寿骨ヶ原において死体の腑分けを実見し、解剖図の正確さに感嘆します。仲間とともに『ターヘル・アナトミア』を和訳して『解体新書』として刊行しました。 |
〔杉原千畝〕 日本の官僚、外交官。杉原は、第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任していたが、当時、ナチス・ドイツの迫害を逃れ、ポーランドから避難してきた難民に、大量のビザを発給した。当時の日本の外務省からの訓令に反したものだったが、これにより、約6000人ほどの避難民が救済された。難民の多くはユダヤ系であったことで、「日本のシンドラー」と呼ばれることがある。 |
〔杉田玄白〕 江戸時代の蘭学医。医師として開業すると共に、天真楼という医学塾を開く。長崎からオランダの医学書を持ち帰った前野良沢らと共に、千寿骨ヶ原において死体の腑分けを実見し、解剖図の正確さに驚愕する。仲間とともに『ターヘル・アナトミア』を和訳して、有名な『解体新書』として刊行した。 |
〔杉文〕 杉文は、江戸時代末期から大正時代にかけての日本の女性で、幕末の思想家・吉田松陰の妹である。一度は松陰門下の久坂玄瑞と結婚したが、俗にいう〔禁門の変〕で夫が自害したことで未亡人となる。 禁門の変とは、元治元年7月19日に京都で起きた武力衝突事件で、蛤御門の変あるいは元治の変、元治甲子の変とも呼ばれている。 後に、姉の元夫である楫取素彦と再婚し、楫取美和子を名乗る。夫は群馬県令や貴族院議員を歴任したことで知られる。尚、杉文を主人公にした大河ドラマ『花燃ゆ』が2015年に放送されている。 |
〔鈴木貫太郎〕 鈴木貫太郎は、和泉国大鳥郡伏尾新田出身の海軍軍人であり政治家である。爵位は男爵であり軍人としての階級は海軍大将であった。海軍士官として海軍次官、連合艦隊司令長官、海軍軍令部長などの顕職を歴任した。 明治10年(1877年)に前橋市に転居し、明治17年には海軍兵学校に入学し、日清戦争に従軍、明治31年海軍大学校を卒業した。後に、二・二六事件で襲撃されるも一命を取り留め、次々と要職を歴任し、第42代内閣総理大臣に就任した。 |
〔鈴木章〕 鈴木章は、北海道鵡川村出身の日本の化学者である。北海道大学理学部化学科卒業、北海道大学大学院理学研究科化学専攻博士課程修了し、「ヒドロフェナンスレン誘導体の合成」の研究で理学博士を取得している。 1979年、芳香族化合物の合成法として重要な〔鈴木・宮浦カップリング〕を発表した。これは、金属パラジウム触媒の作用で、炭素を効率よく結合させる画期的合成法であり、2010年にノーベル化学賞を受賞している。 |
〔鈴木大拙〕 鈴木大拙は、石川県金沢市本多町の旧金沢藩藩医の家に出生した、文学博士であり、仏教学者である。禅についての研究に優れ、これを英語で著わし日本の禅文化を広く海外に知らしめたことで知られる。 |
〔鈴木梅太郎〕 鈴木梅太郎は、静岡県榛原郡堀野新田村の農家で出生した、戦前の日本の農芸化学者である。帝国大学農科大学農芸化学科を卒業し、東京帝国大学教授を務め、理化学研究所の設立者のひとりでもある。 梅太郎は、米糠を脚気の予防に使えることを発見した事で知られる。東京帝国大学名誉教授、帝国学士院会員、文化勲章受章者である。 |
〔菅原道真〕 菅原道眞は、平安時代の貴族であり学者、漢詩人、政治家である。道眞の出生は定かではないが、奈良市にある喜光寺に残る伝えでは、現在の奈良市菅原町周辺で生まれたとされる。 道真は幼少時より詩歌の才能を発揮し、18歳で文章生(もんじょうせい)になったという。その後も次々と出世し、宇多天皇に重用され右大臣にまで昇進した。寛平6年(894年)、遣唐大使に任ぜられるが道真の建議により遣唐使は停止となった。 しかし、時の左大臣藤原時平と折り合いが悪く、大宰府へ左遷され現地で没した。その死後に天変地異が多発したことで、朝廷に祟りをもたらしたとされる。現在では学問の神として親しまれている。 |
◆ | 赤と黒 (上) (光文社古典新訳文庫 Aス 1-1) |
◆ | 地球に落ちてきた男―スティーブン・スピルバーグ伝 |
◆ | 激動期の理化学研究所 人間風景―鈴木梅太郎と薮田貞治郎 |
◆ | スカルノ大統領とスハルト大統領―偉大なるインドネシアをめざして (現代アジアの肖像 11) |
◆ | 太宰府天満宮の謎―菅原道真はなぜ日本人最初の「神」になったのか (祥伝社黄金文庫―日本史の旅) |