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〔日本の偉人〕

〔ひ〕で始まる日本の偉人

樋口一葉

(ひぐち いちよう)


あ行か行さ行た行な行
は行ま行や行ら行わ行

はひふへほ

〔ひ〕で始まる日本の偉人

広瀬宰平 広瀬武夫
広中平祐 土方歳三
東山魁夷 日野富子
卑弥呼 樋口一葉
菱川師宣 平賀源内
平櫛田中 平山郁夫

 樋口一葉は、明治5年(1872年)東京生まれの小説家である。中島歌子に歌や古典を学び、半井桃水に小説を学んだ。

 元々、樋口家は甲斐国山梨郡中萩原村重郎原の長百姓であったが、祖父は俳諧や狂歌、漢詩などに親しむ家風の家であった。父親も農業より学問を好む人物であった。このような環境下で一葉は、幼少時代から読書を好み育った。7歳の時には『南総里見八犬伝』を読破した。父親は娘の文才を見抜き和歌を習わせたという。

樋口一葉の肖像・写真 
(出典:ウイキペディア)

 樋口一葉の代表作には次のものがある。

 『たけくらべ』
 『にごりえ』
 『十三夜』
 『一葉日記』



偉人のプロフィール

プロフィール
通称 〔通称〕
・樋口 一葉(ひぐち いちよう)

本名 〔本名〕
・樋口 夏子(ひぐち なつこ)
・樋口 奈津(ひぐち なつ)(戸籍名)

別名 〔歌人名〕夏子
〔小説家名〕一葉
〔新聞小説の戯号〕
・浅香のぬま子
・春日野しか子

称号
時代 〔時代〕
・明治時代

生誕 〔生誕〕1872年5月2日(明治5年3月25日)
〔生誕地〕東京府内幸町

死没 〔死没〕1996年(明治29年)11月23日(24歳没)
〔没地〕東京府東京市本郷区丸山福山町駅前
〔法名〕智相院釋妙葉信女
〔墓所〕築地本願寺 和田堀廟所

国籍 日本国
言語 日本語
居住地
学歴 〔学歴〕
・本郷小学校中退 ・私立吉川学校 ・青海学校小学高等科第四級

〔就学〕
・中島歌子の歌塾「萩の舎」で和歌のほか千蔭流の書や古典文学を学ぶ。
・半井桃水に師事し小説を学ぶ。

職業 〔職業〕
・日本の小説家

〔活動期間〕
・1891年~1896年

分野 〔ジャンル〕
・小説

所属 〔文学活動〕
・ロマン主義

業績 〔業績〕
・樋口一葉は、生活に苦しみながらわずか1年半の間に、『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』といった秀作を発表し、文壇から絶賛される。

・しかし、肺結核のためわずか24歳6ヶ月という若さで夭折した。没後に発表された『一葉日記』も高い評価を受けている。

作品 〔小説〕
 『大つごもり』
 『ゆく雲』
 『にごりえ』
 『十三夜』
 『たけくらべ』
 『闇桜』
 『別れ霜』
 『たま欅』
 『五月雨』
 『経づくえ』
 『うもれ木』
 『暁月夜』
 『雪の日』
 『琴の音』
 『花ごもり』
 『暗』
 『軒もる月』
 『うつせみ』
 『この子』
 『わかれ道』
 『うらむらさき』
 『われから』

〔随筆〕
 『雨の夜―そゞろごと』
 『月の夜―そゞろごと』
 『雁がね―そゞろごと』
 『虫の声―そゞろごと』
 『ほとゝぎす―すゞろごと』

受賞歴
名言 〔樋口一葉の名言〕



サイト
その他  1922年(大正11年)、一葉の二十七回忌が行われた。この時、一葉の妹、くにが樋口家の縁戚で生糸貿易商である廣瀬彌七とともに一葉の文学碑建造を計画し地元有志の出資もえて、東山梨郡大藤村中萩原の慈雲寺境内に建立した。

 2004年(平成16年)11月1日から、日本銀行券の五千円紙幣に新デザインとして、一葉の肖像が採用されている。それ以前は、この紙幣には新渡戸稲造の肖像が使われていた。


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