クルト・ゲーデルは、現在のチェコ(オーストリア・ハンガリー二重帝国)ブルノ生まれの数学者・論理学者である。
ゲーデルは、1924年にウィーン大学に入学し物理学、数学を学ぶ。1930年に最初の重要な業績として「第一階述語論理の完全性定理」を発表し学位を取得する。
翌年1931年には、ゲーデル数の概念を構築し、有名な「不完全性定理」を発表する。この定理は、20世紀の数学基礎論、論理学にとって最も重要な定理とされる。
不完全性定理はフォン・ノイマンなど著名な学者の激賞を受け、「人間の理性の限界を示した」とも評されている。
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