レイ・カーツワイルはアメリカ合衆国の発明家、実業家、フューチャリストである。彼は、人工知能研究の世界的権威であり、特に技術的特異点に関する著述で知られる。
彼によれば、2045年には、コンピュータの進化により、人工知能が人間の能力を完全に凌駕するという。技術的特異点論の時代がやってくるというのである。
(出典:ウイキペディア)
彼は発明家でもあり、彼の発明にはオムニ・フォント式OCRソフト、フラットベッド・スキャナー、Kurzweilブランドのシンセサイザー「K250」、文章音声読み上げマシーン(カーツワイル朗読機)などがある。
カーツワイルは、1948年2月12日、ドイツ亡命ユダヤ系移民の子としてニューヨークで生まれる。1960年、12歳のとき、はじめてコンピュータに触れて熱中し、統計分析プログラムやコンピュータ作曲を行うようになる。
高校生時代、TV番組『私の秘密』に登場し、コンピューターで作曲させた音楽を披露して、国際科学フェア第一位を受賞、ホワイトハウスでリンドン・ジョンソン大統領からウェスティングハウス・サイエンス・タレント・サーチ賞を受賞する。
20歳時、マサチューセッツ工科大学在学中に起業し、大学選択データベースを構築した。1974年には、カーツワイル・コンピューター・プロダクツ社を設立する。それ以降も数々の発明を世に送り出し、アメリカの「発明家の殿堂」に加えられる。
1982年には、「コンピューターを使って本物の生楽器の音を再現する」ことに挑戦して、カーツウェル・ミュージック・システム社を設立した。1984年には初の製品であるKurzweil K250を世に送り出す。
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