マルコ・ポーロは、ヴェネツィア共和国の商人・冒険家・旅行家である。有名な『東方見聞録』を著し、ヨーロッパへ中央アジアや中国を紹介した。書物の中で黄金の国ジパングが存在することを紹介している。 彼の冒険談は当時のヨーロッパの地理学に大きな影響を与え、世界地図が作成されることとなる。
更に、コロンブスなど多くの冒険者に刺激を与えることとなった。 マルコ・ポーロの生誕については、正確には分からず推測の域をでないが、最も確からしい情報は1254年生まれと考えられている。生誕地についてもヴェネツィア共和国とされているが、確実ではない。 生家は歴史を有する商家である。父親のニコーロは、中東貿易を行う商人として活動し、それなりの財と地位を成していた。
マルコ・ポーロ(伊: Marco Polo)
13世紀後半~14世紀初頭
1254年9月15日・ヴェネツィア共和国
〔死没地〕:1324年1月8日・ヴェネツィア共和国:ヴェネツィア 〔墓地〕:サン・ロレンツォ教会
イタリア(ヴェネツィア共和国)
イタリア語
イタリア
ヴェネツィア共和国の商人・冒険家
〔代表著作〕 『東方見聞録』 (写本名:『イル・ミリオーネ』もしくは『世界の記述』を口述)
マルコ・ポーロの名称は、「マルコ・ポーロ国際空港」や「マルコポーロヒツジ」などとして現在も名残りを残している。 また、マルコの肖像は、旧1000リレ紙幣にも描かれている。