モーゼ〕
モーゼは、旧約聖書の『出エジプト記』などに現れる紀元前13世紀ごろ活躍したとされる古代イスラエルの民族指導者である。伝統的には旧約聖書のモーセ五書(トーラー)の著者であるとされてきた。
新約聖書の使徒言行録 によれば、神の目に適った美しい子で、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教およびバハーイー教など多くの宗教において、もっとも重要な預言者の一人とされる。
『出エジプト記』によれば、モーセはエジプトのヘブライ人家族に生まれたが、新生児を殺害することを命じたファラオの命令を逃れるためにナイル川に流され、王族に拾われて育てられたという。
長じてエジプト人を殺害し、砂漠に隠れていたが、神の命令によって奴隷状態のヘブライ人をエジプトから連れ出す使命を受けた。
エジプトから民を率いて脱出したモーセは40年にわたって荒野をさまよったが、約束の土地を目前にして世を去ったという。
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モーツアルト〕
モーツァルトは、オーストリアの作曲家、演奏家である。古典派音楽の代表であり、ハイドン、ベートーヴェンと並んでウィーン古典派三大巨匠の一人とされる。
称号は神聖ローマ帝国皇室宮廷作曲家とされ、神聖ローマ帝国皇室クラヴィーア教師、ヴェローナのアカデミア・フィラルモニカ名誉楽長などを務めた
特に有名な作品として、オペラに『後宮からの誘拐』『フィガロの結婚』『魔笛』などがある。また、多くの宗教音楽や交響曲、セレナード、ピアノ協奏曲などを残している。
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モーパッサン〕
モーパッサンは、フランスの自然主義の作家、劇作家、詩人である。『女の一生』などの長編6篇、『脂肪の塊』などの短篇約260篇、ほかを遺した。
20世紀初期の日本の作家にも、大きな影響を与えた。
モーパッサンの作品は非常に多く、長編小説、短編集、短編、戯曲、詩・詩集、旅行記など多岐にわたっている。
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モーム〕
サマセット・モームは、フランス、パリ生まれのイギリスの小説家、劇作家である。彼は、10歳で孤児となり、イギリスに渡る。
医師になり第一次大戦では軍医、諜報部員として従軍した。1919年に『月と六ペンス』で注目され、人気作家となる。平明な文体と物語り展開の妙で、最良の意味での通俗作家として名を成した。
ロシア革命時は、イギリス情報局秘密情報部に所属した情報工作員であった。同性愛者としても知られている。主な作品には、長編小説の『人間の絆』や『お菓子とビール』などがある。
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モールス〕
サミュエル・モールスは、アメリカの画家であり発明家です。モールス電信機を発明し、モールス符号に名を残しました。
電磁石の導線を延伸させて、一方の端で電流を断続させれば、反対側の電磁石が反応して磁気が変化することで信号を送信できると考えました。
1837年には、クックらにより、21kmもの遠距離に渡る電信線を設置され実用化が始まっていました。しかし、彼らのシステムは複数の電信線を必要としたため、やがて電信線1本でよいモールス方式に敗退しました。
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モディリアーニ〕
モディリアーニは、イタリアの画家、彫刻家である。主にパリで制作活動を行った。芸術家の集うモンパルナスで活躍し、エコール・ド・パリ(パリ派)の画家の一人に数えられる。
モディリアーニの絵画の代表作の大部分は、1916年から1919年の間に集中して制作されている。絵画のほとんどは油彩の肖像と裸婦であり、顔と首が異様に長いプロポーションを持ち、目には瞳を描き込まないことが多いなど、特異な表現をとっているが、これは自身の彫刻の影響が指摘されている。
モディリアーニの代表作には、『モー・アブランテス』や『ディエゴ・リベラの肖像』『ポール・ギヨームの肖像』などがある。
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モネ〕
クロード・モネは、印象派を代表するフランスの画家である。「光の画家」の別称があり、時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を生涯にわたり追求した画家であった。
モネは印象派グループの画家のなかでは最も長生きし、20世紀に入っても『睡蓮』の連作をはじめ多数の作品を残している。
モネは終生印象主義の技法を追求し続けた、もっとも典型的な印象派の画家であった。モネの代表作には、『印象・日の出』や『キャピュシーヌ大通り』『ラ・ジャポネーズ』『積みわら』『ポプラ並木』『ルーアン大聖堂』などがある。
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モンゴメリ〕
モンゴメリは、カナダの小説家である。『赤毛のアン』の作者であり、本作を第一作とする連作シリーズ「アン・ブックス」で良く知られている。
モンゴメリは、1908年の『赤毛のアン』の成功の後、1909年の第2作『アンの青春』など、『赤毛のアン』シリーズ(アン・ブックス)を含め生涯に20冊の小説と短編集を書いている。
特に『赤毛のアン』は何度も映画化され、40か国語に翻訳されるなどの成功を収めた。
日本では、1952年に『赤毛のアン』は村岡花子により翻訳・紹介され、主に少女たちの間で熱狂的に愛読された。
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モンテーニュ〕
モンテーニュは、16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者であり、モラリスト、懐疑論者、人文主義者として知られる。
現実の人間を洞察し人間の生き方を探求して綴り続けた主著『エセー』は、フランスのみならず、各国に影響を与えた。
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モンテスキュー〕
モンテスキューは、フランスの哲学者である。本名は、シャルル=ルイ・ド・スゴンダで、ラ・ブレードとモンテスキューを領地とする男爵でもあった。
モンテスキューには多くの著作があるが、日本語化された作品には次のものがある。
『ペルシア人の手紙』
『ローマの隆盛と衰退の原因についての考察』
『ローマ人盛衰原因論』
『法の精神』
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孟子〕
孟子は、戦国時代中国の儒学者である。姓は不詳、氏は孟、諱は軻(か)、字は子輿(しよ)であり、亜聖(あせい)とも称される。孟子の「子」とは先生というほどの意味である。
儒教では孔子に次いで重要な人物であり、そのため儒教は別名「孔孟の教え」とも呼ばれる。
孟子は、性善説を主張し、仁義による王道政治を目指した。
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