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〔世界の偉人〕

〔め〕で始まる世界の偉人


あ行か行さ行た行な行
は行ま行や行ら行わ行

まみむめも

〔め〕で始まる世界の偉人

メシエ
メトン
メビウス
メルヴィン・カルヴィン
メルセンヌ
メンデル
メンデレーエフ

 〔め〕で始まる偉人はかなり多くいます。ちなみに日本人の偉人は見当たりません。

 ・メシエ
 ・メトン
 ・メビウス
 ・メルヴィン・カルヴィン
 ・メルセンヌ
 ・メンデル
 ・メンデレーエフ

 メシエは、フランスの天文学者で、星雲や星団・銀河に番号を振って「メシエ・カタログ」を作成しました。

 メトンは、紀元前5世紀のギリシャの数学者・天文学者で、ギリシャで最初に正確な観測を行った天文学者の一人とされます。19太陽年は235閏望月にほぼ等しいという「メトン周期」という言葉に名前が残されています。

 メビウスは、ドイツの数学者です。彼は多面体の幾何学に関するパリのアカデミーの懸賞問題に取り組む過程で「メビウスの帯」という数学上の概念を考案しました。これは「メビウスの輪」などとも呼ばれ、向き付け不可能性という性質をもつ図形のことをいいます。

 メルヴィン・カルヴィンは、アメリカ合衆国の化学者です。アンドリュー・ベンソンとジェームズ・バッシャムと共に「カルビン・ベンソン回路」を発見し、1961年にノーベル化学賞を受賞しました。光合成では、最初に大気中の二酸化炭素が吸収され、炭水化物や他の有機物に変換されるという炭素の移動メカニズムを解明しました。



〔め〕で始まる偉人概要

メシエ

 メシエは、フランスの天文学者である。

 星雲や星団・銀河に番号を振り、『メシエカタログ』を作成したことで知られている。

 メシエカタログに掲載された星雲や星団・銀河にはメシエを意味する〔M〕の文字の後に1番から番号がふられ、全部で103個ある。

 彼の望遠鏡は小型だったため、これらの天体には、星雲以外に、星団・銀河も含まれていることが判明している。


メトン

 アテナイのメトンは、紀元前5世紀のギリシャの数学者、天文学者、技術者である。19太陽年は235朔望月にほぼ等しいというメトン周期に名前が残されている。

 紀元前432年のアッティカ暦で、太陰太陽暦で閏月を入れる回数を求めるのにメトン周期は用いられた。メトン周期とは、ある日付での月相が一致する周期の1つである。19太陽年は235朔望月にほぼ等しいという周期のことをいう。

 メトンはアテナイの生まれで、ギリシャで最初に正確な観測を行った天文学者の一人とされる。弟子のエウクテモンとともに紀元前432年の夏至の日を観測し、これがアテナイの新年の始まりとしたことが伝えられている。しかし、メトンの著作は現在に伝わっていない。


メビウス

 メビウスは、ドイツの数学者・理論天文学者である。数学上での専門分野はトポロジー、整数論などである。

 彼は、表裏の区別のない〔メビウスの帯(メビウスの輪)〕の発見者として有名である。彼の名をとったメビウス関数は、数論の重要な関数のひとつとなっている。

 メビウスは、「5つの国が互いに隣り合うことができるか」というパズルを提案したことでも知られる。彼の名をとった小惑星が存在する(28516 Mobius)。


メルヴィン・カルヴィン

 メルヴィン・カルヴィンは、アメリカ合衆国の化学者である。

 カルビン・ベンソン回路をアンドリュー・ベンソンとジェームズ・バッシャムと共に発見し、それによって1961年にノーベル化学賞を受賞している。

 カルヴィンらは、放射性同位体炭素14をトレーサーとして、光合成では最初に大気中の二酸化炭素が吸収され、炭水化物や他の有機物に変換されるという炭素の完全な移動を解明した。

 その際に、カルヴィンのチームは従来信じられていた二酸化炭素にではなく、クロロフィルに日光が作用することで有機化合物の生成が促されることを示した。


メルセンヌ

 メルセンヌは、フランスの神学者であるが、数学、物理学に加え哲学、音楽理論の研究者でもあった。「メルセンヌ数(メルセンヌ素数)」という数学上の言葉に名を残している。

 メルセンヌは、2n ? 1 が素数になるのは、n ? 257 では、n = 2, 3, 5, 7, 13, 17, 19, 31, 67, 127, 257 だけであると主張した。

 しかし、実際にはリスト以外のn = 61, 89, 107も素数であり、リスト内のn = 67, 257の場合は素数ではなく合成数であることが後にオイラー、ルーカス、パヴシン等により証明された。

 2n ? 1の形で書き表せる自然数をメルセンヌ数といい、また素数である場合は特にメルセンヌ素数と呼ぶ。2014年11月現在、48個のメルセンヌ素数が発見されている。


メンデル

 メンデルは、オーストリア帝国・ブリュン(現在のチェコ・ブルノ)の司祭である。植物学の研究を行い、〔メンデルの法則〕と呼ばれる遺伝に関する法則を発見したことで知られる。〔遺伝学の祖〕とも呼ばれる。

 彼が、遺伝の法則を唱えた頃でも、遺伝現象は知られていたが、遺伝形質は交雑とともに液体のように混じりあっていく(混合遺伝)と考えられていた。

 メンデルの業績はこれを否定し、遺伝形質は遺伝粒子(後の遺伝子)によって受け継がれるという粒子遺伝を提唱したことである。


メンデレーエフ

 メンデレーエフは、ロシアの化学者である。それまでに発見されていた元素を並べ周期的に性質を同じくした元素が現れることを見つけ出し、元素の周期律表を作成した。

 また、発見されていなかった数々の元素の存在を予言したことで知られている。〔メンデレビウム〕という元素名にも彼の名が残っている。

 メンデレーエフに因んで、様々なものの名前に彼の名が残されている。

・元素名:メンデレビウム
・月のクレーター:メンデレーエフ
・タタールスタン共和国の都市:メンデレーエフスク
・ロシアのクナシル島の空港:メンデレーエフ空港


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