〔世界の偉人〕

ニクソン大統領

　リチャード・ニクソンは、アメリカ合衆国、カリフォルニア州に生まれの政治家である。

　彼は、デューク大学ロースクール卒業後に弁護士として活躍するが、1946年に共和党の政治家に転身した。

　下院議員、上院議員を経て、1953年、アイゼンハワー政権時に副大統領に就任する。

　1960年の大統領選挙ではJ・F・ケネディに敗れたが、1968年の大統領選挙に勝利して第37代アメリカ合衆国大統領に就任した。

リチャード・ミルハウス・ニクソン（Richard Milhous Nixon）

20世紀アメリカ

1913年1月9日・アメリカ合衆国・カリフォルニア州：ヨーバリンダ

1994年4月22日（満81歳没）・アメリカ合衆国・ニューヨーク州：ニューヨークシティ

アメリカ合衆国

アメリカ合衆国

ウィッティア大学、デューク大学ロー・スクール

政治家

アメリカ合衆国大統領

〔政党〕

・共和党

〔業績〕

・ベトナム戦争からのアメリカ軍の完全撤退を実現。

・当時はソビエト連邦との東西対立時代にあったが、緊張緩和（デタント）を実現した。

・中華人民共和国訪問などで積極的な、いわゆる「ニクソン外交」を展開した。

・国内経済が低迷して高い失業率、インフル、不況などでドルの信認低下状況の中で、いわゆる「ニクソンショック」と呼ばれた、金交換停止・輸入課徴金制導入・物価賃金凍結などの政策転換を断固実施し、ドル切り下げを行い、新しい国際通貨体制の確立した。

〔著書〕

『指導者とは』
『変革の時をつかめ』

〔ウォーターゲート事件〕

　1972年、大統領再選を目指した時期に、いわゆるウォーターゲート事件を起こした。大統領に再選されたが、1974年には大統領辞任に追い込まれた。

　ニクソンは、大統領任期中に辞職した、唯一のアメリカ大統領である。