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 ジョゼフ=ルイ・ラグランジュは、数学者、天文学者である。オイラーと並んで18世紀最大の数学者といわれている。

 ラグランジュは、イタリア(当時サルデーニャ王国)のトリノで生まれ、後にプロイセン、フランスで活動した。

ラグランジュの肖像・写真 
(出典:ウイキペディア)

 彼の初期の業績は、微分積分学の物理学、特に力学への応用である。その後さらに力学を一般化して、最小作用の原理に基づく、解析力学(ラグランジュ力学)をつくり出した。

 ラグランジュの『解析力学』はラプラスの『天体力学』と共に18世紀末の古典的著作となった。

 解析力学の研究では、ラグランジュはそれまでの幾何学的方法を排除して、ダランベールの原理、仮想速度の原理を基礎として、純粋な解析学の構築を行った。エネルギー保存則からは、最小作用の原理を導出した。

 1770年、数論において、全ての自然数が高々四つの平方数の和によって表されるという、ラグランジュの四平方定理を発表している。

 ラグランジュは、五次以上の方程式がベキ根によっては解けないことについても研究し、根の置換など群論の先駆けとなるような研究も行った。この問題は後にアーベルによって証明された。

 オイラーと共に発見した、相対位置を変えずに共に移動し続けられるような5つの位置のことをラグランジュポイント(L1?L5)と呼ぶ。

 彼は、度量衡の標準化に尽力したことでも有名である。(出典:ウイキペディア)



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