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〔世界の偉人〕

ピタゴラス

 

 ピタゴラスは、古代ギリシアの数学者・哲学者であり、「サモスの賢人」とか「クロトンの哲学者」とも呼ばれた。

 彼は、幾何学における〔ピタゴラスの定理〕で極めて有名である。彼の数学や輪廻転生についての思想はプラトンにも大きな影響を与えた。

ピタゴラスの肖像・写真 
(出典:ウイキペディア)

 しかし、ピタゴラス自身が書いた著作物はまったく残っておらず、彼の業績や生きざまは、弟子や後世の研究者が記述した伝記など間接的情報のみで知られる。

 ピタゴラスは、紀元前582年にイオニア地方のサモス島で、宝石細工師の父親の家で生まれた。

 エジプトで、幾何学とエジプトの宗教の密儀を、フェニキアで算術と比率を、カルディア人から天文学を学んだという。ゾロアスター教の司祭のもとで学んだともいわれる。

 生誕地のサモス島では、ポリュクラテスの圧政下にあり哲学者は生活し難かったため、イタリアの植民地に移住した。その巧みな弁舌力により人々を魅了したという。

 やがて、彼はイタリアのクロトンでピタゴラス教団(ピタゴラス学派)を立ち上げ、大きな勢力となったが、政争に巻き込まれ、教壇は弟子ともども追放されてしまう。



 ピタゴラス学派の哲学は、ゾロアスター教と同じく二元論が基礎となっている。

 二元論とは、世界や事物の根本原理として、相反する二つの基本的要素から構成されるとする考え方である。例えば、善と悪、精神と物体などである。

 ピタゴラスは、事物の根源、即ち「アルケーは数である」とした。奇妙な例だが、男は3であり、女は2であり、その和の5は結婚を意味する、という具合である。

 ピタゴラス教団あるいはピタゴラス学派は、五芒星をシンボルマークし、哲学界における様々な定理を見出したとされる。五芒星は、互いに交差する、長さの等しい5本の線分から構成される図形で星型正多角形の一種である。

 数学的なもので最も有名なのが、〔ピタゴラスの定理〕である。

五芒星 
五芒星(出典:ウイキペディア)

ピタゴラスの定理 
ピタゴラスの定理(出典:ウイキペディア)

 ピタゴラスは、線は微小の点の有限集合であるとし、初期には無理数の存在を否定していたが、後には認めたという。

 皮肉なことに、一辺の長さが1の直角正三角形の斜辺の長さ、ルート2=1.4142…は、無理数であるし、シンボルマークである五芒星に現れる黄金比も無理数なのである。

 また、ピタゴラスは、オルペウス教の影響により、輪廻の思想を説いていたとされる。

 ピタゴラスの死については、いくつかの説があるが、ディオゲネス・ラエルティオスは『ギリシア哲学者列伝』の中でピタゴラスの最期について4つの説を紹介している。


〔ディオゲネス・ラエルティオスの説〕

クロトンの家で放火され逃げ出し、豆畑まで来た時に立ち止まったため、追手に捕らえられて咽喉を切られて殺された。

〔ディカイアルコスの説〕

メタポンティオンのムゥサの女神たちの神殿に逃げ込み、40日間の断食をした後で死んだ。

〔ヘラクレイトスの説〕

メタポンティオンに退き、断食をして死んだ。

〔ヘルミッポスの説〕

アクラガス人とシュラクサイ人との戦闘に参加し、アクラガス軍の側に味方して戦った。しかし、アクラガス軍が退却したため、豆畑を避けて廻り道をしようとした時に、シュラクサイ軍に捕らえられて殺された。


偉人のプロフィール

プロフィール
通称 ピタゴラス
本名

ピタゴラス(古代ギリシア語: Πυθαγ?ρα? ? Σ?μιο? (P?thagor?s ho Samios)「サモス島のピュータゴラース」また単純にΠυθαγ?ρα? (P?thagor?s)、イオニア方言形: Πυθαγ?ρη? (P?thagor?s)。英語: Pythagoras、紀元前582年 - 紀元前496年)

別名

「サモスの賢人」、「クロトンの哲学者」

称号

時代

紀元前582~496

生誕・生誕地

紀元前582年

死没

紀元前496年

国籍

古代ギリシア

言語

古代ギリシア語

居住地

古代ギリシア

学歴

職業

数学者・哲学者

分野

幾何学・数論

所属

業績

〔主な功績〕

ピタゴラスの定理

作品

受賞歴

名言

サイト

その他

・ピタゴラスは、数学や輪廻転生などの思想の面で後のプラトンに大きな影響を与えた。

・ピタゴラス自身が記述した著作物は一点も残されておらず、彼自身の言行や人物像については、弟子が記述した情報や、後世の研究者が記述した伝記などの間接的情報で構成されている。

・ピタゴラス教団は、無理数の存在を否定するあまり、無理数について口外した仲間を溺死させたとさえいわれる。


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