〔世界の偉人〕

キルヒホッフ

　キルヒホッフは、現在のロシアのカリーニングラード州ケーニヒスベルク生まれのドイツの物理学者である。

　1849年にオームの法則を拡張した電気法則、電気回路におけるキルヒホッフの法則を提唱した。この法則は電気工学において広く応用されている。1859年、黒体放射におけるキルヒホッフの放射法則を発見した。

　ロベルト・ブンゼンとともに、分光学研究に取り組み、セシウムとルビジウムを発見した。

　フラウンホーファーが発見した太陽光スペクトルのフラウンホーファー線と呼ばれる暗線が、ナトリウムのスペクトルと同位置に現れることを1860年に発見し、分光学的方法により太陽の構成元素を同定できることを示した。

　これらの他にも音響学や弾性論に関しての研究を行っている。

グスタフ・ロベルト・キルヒホッフ（Gustav Robert Kirchhoff）

〔1850年〕：ブレスラウ大学員外教授

〔1854年〕：ハイデルベルク大学教授
〔1875年〕：ベルリン大学教授、王立協会フェロー

19世紀

1824年3月12日・プロイセン王国：ケーニヒスベルク（現ロシア、カリーニングラード）

1887年10月17日（63歳）・ドイツ帝国：ベルリン

ドイツ

ドイツ語

ドイツ

ケーニヒスベルク大学

物理学者

〔研究分野〕：物理学

〔研究機関〕

ブレスラウ大学
ハイデルベルク大学
ベルリン大学

〔博士課程〕

フランツ・エルンスト・ノイマン

〔主な業績〕

キルヒホッフの法則
キルヒホッフの放射法則

〔主な受賞歴〕：ランフォード・メダル