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ユング

〔世界の偉人〕

ユング

 

 ユングは、スイスの精神科医・心理学者である。

 深層心理について研究し、分析心理学を創設した。これは深層心理学理論・心理療法理論であり、通称、ユング心理学とも呼ばれる。

ユングの肖像・写真 
(出典:ウイキペディア)

 ユングは、著名な心理学者フロイトの影響を大きく受けたが、それにとどまらず、コンプレックス(感情複合)の現象を言語連想実験などにより研究し、深層心理の解明を目指した。

 これは、「集合的無意識」の存在を提唱し、神話学・民俗学・文化人類学等に及ぶものであった。

 ユングは、スイス、トゥールガウ州ボーデン湖畔のケスヴィルでドイツ系牧師の家で生まれた。

 少年期には、自己の内面に深く思いをいたし、善悪、神と人間などを深く思索したという。学生時代には、偉大な文学者のゲーテ、ニーチェや哲学者のカントなどの著作に影響を受ける。

 ユングは、内面的な基盤を有さない、単に形式的な信仰に疑問をいだき、名門バーゼル大学では医学、特に精神医学を学んだ。彼の学位論文は、霊媒現象を考察した「いわゆるオカルト現象の心理と病理」であった。



 1900年頃からフロイトの『夢判断』を知ることになり、1907年からは、親交を持つようになる。ユングは、一時期、医学や考古学などにも興味を抱いたが、やがて人間心理と科学の接点としての心理学に専念するようになる。

 精神疾患患者の治療や研究を行い、特に現在でいう統合失調症(精神分裂病)の解明や治療に力を注いだ。1911年には、国際精神分析協会を設立し、その初代会長となった。

 しかし、やがて神話研究に熱中するようになり、フロイトとは距離を置くようになる。そして、1914年には国際精神分析協会長を辞任した。

 1914年には石油王ロックフェラーの四女イーディス・ロックフェラー・マコーミックの助力を得て、「心理学クラブ」を設立して、分析心理学の確立に努めるようになる。

 1921年には、代表作となる『心理学的類型』を著わす。これは『タイプ論』とか『元型論』とも呼ばれる。

 1928年には、中国道教の錬金術のドイツ語訳を入手し、曼荼羅に夢中になり、これにコメントを付けて、1929年に『黄金の華の秘密』を出版する。

 1948年には共同研究者らとともに、スイス・チューリッヒにカール・グフタス・ユング研究所を設立し、ユング派の分析家を養成する教育カリキュラムを始めた。(当時、ユングは既に73歳)

 1961年6月6日に死去し、チューリッヒ州のキュスナハト改革派教会に眠っている。


偉人のプロフィール

プロフィール
通称 ユング
本名

カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)

別名

称号

時代

19世紀末~20世紀

生誕・生誕地

1875年7月26日・スイス:ケスヴィル

死没

1961年6月6日・スイス:キュスナハト

国籍

スイス

言語

ドイツ語・英語

居住地

学歴

バーゼル大学

職業

精神科医・心理学者

分野

深層心理学

所属

業績

〔研究分野〕

・精神医学
・心理学
・Psychotherapy
・分析心理学

〔業績〕

・深層心理の研究
・分析心理学創始(通称:ユング心理学)

作品

〔著書〕

『赤の書』
『自我と無意識』
『変容の象徴: 精神分裂病の前駆症状』

『心理学的類型』(『タイプ論』『元型論』)
『転移の心理学』
『アイオーン』
『結合の神秘』
『人間と象徴』(他者との共著)

受賞歴

名言

サイト

その他


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