昔、総理大臣といえば子供でも吉田茂を知っていた。彼はそれくらい立派な政治家として長いあいだ日本国を指導してきたからだ。 明治時代以降の政治家には私財を投げ打ってでも日本をよくしようという意欲があった。 では、最近の政治家はどうだろうか。私財をなげうってでも日本国のために尽くそうなどと言うけな気な政治家はちょっと思い浮かばない。
逆に、自分のため、自分が当選するためなら、どんな恥さらしなことでも平気でやる政治家が多すぎると感じる。 阿部総理大臣が、一回目の時は母親の宗教団体の影響なのか『美しい日本』などという意味不明、馬鹿げたスローガンを掲げて失脚した。はっきり言って、とても惨めだった。 第2回目の総理大臣としてはどうだろうか。アベノミクスも現在進行中なので、今は何とも言いようがないが、将来、歴史が判定を下すのを待たなくてはならない。