探検家とは、その時点では未開の地や未開の領域にある種の未知危険をも伴いながら調査に向かう勇敢な人たちをいう。 現在では、世界一高い山はすでに何度でも登頂され、世界の極地も調べつくされてしまって、探検家の活躍する場は縮小されてしまった感も強いが、一方で、深海底や宇宙には未知な世界がたっぷりと残っていて、探検家の活躍する場面がないわけではない。
探検家という言葉は、〔冒険家〕や〔冒険者〕などと呼ばれることも多い。深海探査者や宇宙飛行士、洞窟探査者などは現在、未来の探検家なのである。 探検には何かの目標というものがある。地球上あるいは宇宙全体において、特定の目標を持つ地域や領域に挑むのが探検であり、その目的には、学術的なもの、軍事的、商業的、ときには宗教的目的などもある。 その目的が同じでも、それを達成するルートが異なるときは新たな探検、冒険と呼ばれる。