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〔つ〕で始まる世界の偉人

ツィオルコフスキー
ツルゲーネフ

〔世界の偉人〕

ツィオルコフスキー

 

 ツィオルコフスキーは、帝政ロシアおよびソビエト連邦の科学者であり、ロケット研究者・数学教師・著作家である。現代ロケット工学の基礎的理論を構築したことで知られる。

 彼が提唱したものには、ロケット理論・多段式ロケット・人工衛星・宇宙服・宇宙遊泳・軌道エレベータ(宇宙エレベータ)などがあり、その多くが実現している。

ツィオルコフスキーの肖像・写真 
(出典:ウイキペディア)

 これらの業績からツィオルコフスキーは、「宇宙旅行の父」「宇宙開発の父」「ロケット工学の父」などと呼ばれる。

 ツィオルコフスキーは、1857年9月17日、モスクワ南東のイジェーフスコエで生まれた。

 1865年、9歳のとき、猩紅熱に罹り、聴力のほとんどを失ってしまった。当時は補聴器などなかったため、ラッパの形をした器具を用いて会話の助けにしていたといい、映像記録も残っているという。



 学問好きで13歳で独学をするようになり、16歳では、モスクワの図書館の蔵書を読破したという。そして、22歳になると教師免許を取得し、ボロフスクの中学校で数学を教えるようになる。

 1891年には、流線型の金属飛行機の論文を発案したが、アカデミーの審査会は却下した。時代が早すぎたのである。

 教員活動のかたわら、『月の上で』や『地球と宇宙に関する幻想』というエッセイを発表する。

 1897年、〔ツィオルコフスキーの式〕と呼ばれる理論を発表したが、これは「ロケット理論」として完成した最初のものであった。

 彼の理論によれば、ロケットエンジンの推進剤の噴射速度が大きいほど大きな速度が得られること、そして噴射によりロケットから失われる推進剤の質量と、残存部分の質量の比が大きいほど大きな速度が得られるという理論である。

 1903年には『反作用利用装置による宇宙探検』を著し、この中で、液体水素と液体酸素を燃料とする流線型のロケットの設計図を発表した。

 ツィオルコフスキーは、帝政ロシア時代にはあまり評価されなかったが、ロシア革命後になると、大きく評価されるようになり、1919年にはソビエト連邦科学アカデミーの正会員に選ばれた。

 共産党政府の下でロケット研究に専念できるようになり、現在でいう多段式ロケットの研究を行った。(彼は「ロケット列車」と呼んでいた)

 1920年代には、多段式ロケットとジェットエンジンの理論を完成させた。また、世界で初めて宇宙ステーションを提唱した。

スプートニク1号 
スプートニク1号 (出典:wikipedia)


偉人のプロフィール

プロフィール
通称 ツィオルコフスキー
本名

コンスタンチン・エドゥアルドヴィチ・ツィオルコフスキー(Константин Эдуардович Циолковский, Konstantin Eduardovich Tsiolkovskiy)

別名

宇宙旅行の父・宇宙開発の父・ロケット工学の父

称号

時代

19世紀後半~20世紀前半

生誕・生誕地

1857年 9月17日

死没

1935年9月19日・ロシア:カルーガ

国籍

帝政ロシアおよびソビエト連邦

言語

ロシア語

居住地

ソヴィエト連邦・ロシア

学歴

職業

帝政ロシアおよびソビエト連邦の科学者・ロケット研究者・数学教師・著作家

分野

所属

業績

〔理論構想・構築〕

・現代ロケット工学の基礎的理論構築
・多段式ロケット
・人工衛星
・宇宙服や宇宙遊泳
・軌道エレベータ(宇宙エレベータ)

作品

〔エッセイ〕

『月の上で』(1893年)
『地球と宇宙に関する幻想』(1895年)

〔著作〕

『月世界到着!』(1916年)
『反作用利用装置による宇宙探検』

受賞歴

75歳の時に労働赤旗勲章を受章

名言

〔名言〕

・著作『反作用利用装置による宇宙探検』の中で

 今日の不可能は、明日可能になる。(Impossible today becomes possible tomorrow)

・1911年、知人に宛てた手紙の中で

 地球は英知の揺り籠だが、しかしその英知々が永遠に揺り籠に留まるべきではない。

サイト

その他

〔ツィオルコフスキーの記念〕

・世界初の人工衛星〔スプートニク1号〕は、ツィオルコフスキーの生誕100年を記念して1957年に打ち上げられた。

・月面裏側には、彼の名を記念した「ツィオルコフスキー・クレーター」がある。

・ソ連(ロシア)のロケット開発に名を残した、セルゲイ・コロリョフは「私がロケット開発に取り組むようになったのは、ツィオルコフスキーの研究を知ってからである」とのべている。22歳の時に会ったと言われる。


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