HOME 今日の運勢館 PC版へ移動現在:スマホ版
 
日本の偉人世界の偉人分野別偉人人気順偉人地域別偉人
世界の国世界の変革世界の賞偉人の名言サイト情報
 
あ行か行さ行た行な行
は行ま行や行ら行わ行
 
さしすせそ
 
〔せ〕で始まる世界の偉人

セオドア・カルマン
ゼノン
セルゲイ・プリン

〔世界の偉人〕

セオドア・カルマン

 

 セオドア・カルマンは、ハンガリーのブタペスト生まれのユダヤ人で、流体力学者・航空工学者である。1930年にアメリカに渡り、1936年に帰化している。

 空気力学の研究に大きな業績を残し、また航空機開発の分野においても活躍した。〔カルマン渦列〕に名を残している。

セオドア・カルマンの肖像・写真 
(出典:ウイキペディア)

 カルマンは、ゲッティンゲン大学で4年間、教えた後、1912年にアーヘン工科大学に新設の航空研究所の所長になる。

 1915年~1918年には、オーストリア・ハンガリー軍のためのヘリコプターの研究をしたが、1918年にはハンガリー民主共和国で教育副大臣を務めた。



 1930年、カリフォルニア工科大学に移り、カリフォルニア工科大学を世界の流体力学研究の中心地として位置づけた。

 グッゲンハイム航空研究所所長になり、以降アメリカ航空工学の最高指導者として活動した。

 航空工学の基礎を築き、多くの後進を育てた業績から「航空工学の父」と称される。ジェット推進研究所 (JPL) 初代のディレクターで、のちに国際宇宙航行アカデミーの初代会長をつとめた。

 1946年にロンドン王立協会のフェローに選出されている。

 〔カルマン渦列〕として彼の名は知られているが、これは、流体が物体周囲を流れるとき後方に発生するカルマン渦の静止位置を計算したことによる。

 その他、〔摩擦抵抗の理論〕や〔等方性乱流の統計理論〕などの研究で知られる。  カルマン渦列は、流れのなかに障害物を置いたとき、または流体中で固体を動かしたときにその後方に交互にできる渦の列のことをいうが、一例を図で示す。

カルマン渦列 
カルマン渦列 (出典:カルマン渦列(動的安定性解析))


偉人のプロフィール

プロフィール
通称 セオドア・カルマン
本名

セオドア・フォン・カルマン(Theodore von Karman)

カールマーン・トードル (Karman Todor)(ハンガリー語名)

別名

「航空工学の父」

称号

 1946年にロンドン王立協会のフェローに選出された。

時代

19世紀~20世紀

生誕・生誕地

1881年5月11日・ハンガリー:ブダペスト

死没

1963年5月7日・ドイツ:アーヘン

国籍

ハンガリー、1930年にアメリカに帰化

言語 英語
居住地

ハンガリー、米国各地

学歴

ゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲン、 ブダペスト工科経済大学

職業

流体力学者・航空工学者

分野

流体力学・航空工学

所属

・グッゲンハイム航空研究所長

・ジェット推進研究所 (JPL) 初代のディレクター

・国際宇宙航行アカデミーの初代会長

業績

〔主な業績〕 ・流体が物体周囲を流れるとき後方に発生する、カルマン渦(カルマン渦列)の静止位置を計算。(1911年)

・摩擦抵抗の理論の研究(1921年)

・等方性乱流の統計理論の研究(1938年)

作品

〔著作〕

『工学における数学的方法上』

受賞歴

〔受賞歴〕

・アメリカ国家科学賞(最初の受賞者)
・ジョン・フリッツメダル

名言

サイト

その他

 国際宇宙航行アカデミーにより、彼の名を記念した〔フォン・カルマン賞〕が設けられた。航空・宇宙工学分野で大きく貢献した研究者や団体に贈られている。

 1928年頃、日本・神戸の航空機メーカー川西航空機に招聘され、川西試験風洞を設計したという。


ページのトップへ戻る

今日の運勢館おすすめおみくじ占い館


アマゾン商品
図解 気象・天気のしくみがわかる事典
紙ヒコーキで知る飛行の原理―身近に学ぶ航空力学 (ブルーバックス)
おもしろ実験と科学史で知る物理のキホン 力・熱・光・電気・流体がスラスラわかる (サイエンス・アイ新書)
図解入門 よくわかる航空力学の基本―飛行機はなぜ飛ぶのか?演習問題付き (How‐nual Visual Guide Book)
釣りはこんなにサイエンス 気象から地理・生態、さらに魚の気持ちまでバッチリわかる! (サイエンス・アイ新書)

ページのトップへ戻る