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〔ギリシャの偉人〕

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かきくけこ
 
〔き〕で始まる国の偉人
ギリシャ
キューバ



国別世界の偉人リスト

アガメムノン
 アガメムノンは、ギリシア神話に現れる英雄で、アガメムノーンとも表記されます。

 アガメムノンは、ミュケーナイの王であり、トロイア戦争におけるギリシア軍の総大将でした。

 アガメムノンは、傲慢無比、貪欲な男であり、自らの欲望のためにはどんなことも行う男だったとされています。

アポロニウス
 ペルガのアポロニウスはギリシャの数学者・天文学者です。

 円錐をいろいろな角度から平板で切り取ると、円錐の断面には、楕円、放物線、双曲線という3種類の図形が現れることを示しました。

 著書『円錐曲線』にその記述があります。

アリストテレス
 アリストテレスは、古代ギリシアの哲学者です。

 哲学者プラトンの弟子であり、ソクラテスやプラトンとともに、西洋最大の哲学者のひとりとされています。

 その多岐にわたる自然研究の業績から「万学の祖」とも呼ばれる。

アルキメデス
 アルキメデスは、古代ギリシアの数学者・物理学者・技術者・発明家・天文学者です。

 彼は、古代における最も優れた科学者のひとりとして知られています。

 彼が物理学にもたらした革新は流体静力学の基礎となり、現代においても〔アルキメデスの原理〕として燦然と輝いています。

サモスのコノン
 サモスのコノンは、紀元前280年頃~紀元前220年頃に存在した、ギリシャの天文学者・数学者で、イオニアのサモスに生まれ、プトレマイオス朝のアレキサンドリアで没したとされる。

 有名な、かみのけ座を作ったエピソードで知られる。

 彼は、イタリアやシシリアで天体観測を行い、後にプトレマイオス朝のファラオ プトレマイオス3世エウエルゲテス1世の宮廷天文学者を務めた。ユリウス・クラウディウス朝時代のローマ帝国の政治家・哲学者・詩人である、セネカの著作によれば、エジプトの日食記録を集めたとされる。

ゼノン
 エレアのゼノンは、古代ギリシアの自然哲学者で、南イタリアの小都市エレアの人とされる。

 ゼノンのパラドックスを唱えたことで有名である。

 ゼノンの生涯については、さまざまな説があるが、はっきりしたことは分からない。

ソクラテス
 ソクラテスは、古代ギリシアの哲学者である。ソークラテースともいう。妻、クサンティッペは、悪妻として知られる。

 ソクラテスは、偉大な哲学者であるが、彼自身は著述を行っていない。

 そのため、その思想は弟子の哲学者プラトンやクセノポン、アリストテレスなどの著作を通じてのみ知られる。

ソポクレス
 ソポクレスは、アテナイの悲劇作家であり、古代ギリシア三大悲劇詩人の一人に数えられる。

 123編の悲劇を書いたと言われるが、欠けずに現存するのはわずか7編だけである。

 絶対なる運命=神々に翻弄されながらも、悲壮に立ち向かう人間を描いたものが多い。

 代表作『オイディプス王』は、ギリシャ悲劇中の珠玉とされ、今日に至るまで西洋文学や心理学の題材に多大な影響を与えている。

タレス
 タレスは、古代ギリシア時代、紀元前625年頃~547年頃の自然哲学者であり、ギリシャ七賢人の一人とされる。

 彼は、ソクラテス以前の哲学者の一人で、古代ギリシャに出現した最古の自然哲学者である。イオニアに発したミレトス学派の始祖でもある。

 多才な人物で測量術や天文学に通じており、紀元前585年5月28日と計算される、日食を予言したことで知られる。

 また、自分の身長と影の長さから、ピラミッドの高さを測定したともいう。

デモクリトス
 デモクリトスは、古代ギリシアのイドニア学派の哲学者である。

 ソクラテスよりも後に生まれた人物だが慣例でソクラテス以前の哲学者に含まれる。

 主な概念として、〔原子論〕や〔因果性〕〔天の川 (遠方の星々の集合体としての認識)〕ことなどがある。

ピタゴラス
 ピタゴラスは、古代ギリシアの数学者・哲学者であり、「サモスの賢人」とか「クロトンの哲学者」とも呼ばれた。

 彼は、幾何学における〔ピタゴラスの定理〕で極めて有名である。

 彼の数学や輪廻転生についての思想はプラトンにも大きな影響を与えた。

 しかし、ピタゴラス自身が書いた著作物はまったく残っておらず、弟子や後世の研究者が記述した伝記など間接的情報のみで構成されている。

ヒッパルコス
 ヒッパルコスは、古代ギリシアの天文学者で、現代にすべてつながる46星座を決定した。しかし、著書が現存せず、どのような説を唱えたのかははっきりしない。

 トレミーの48星座とかみのけ座の合わせて49星座を決定したのもヒッパルコスだとされるが、はっきりと分かっている業績は、46星座の決定のみである。

 クラウディオス・プトレマイオスの『アルマゲスト』で、最も引用回数の多いのがヒッパルコスであることから、天動説を含む古代の天文学の体系を成立させたのはヒッパルコスであるという説があり、広く支持されている。

 ヒッパルコスは、春分点歳差を発見した。また、彼は、注意深い観測によって、古代ギリシャ天文学に幾何学的データを導入した。

 それは発展して、彼が観測した天体の運動を説明し、彼の天文学的な趣味・姿勢・教養は、そのあと三世紀ものあいだ影響を与え続けたとされる。

ヒポクラテス
 ヒポクラテスは、古代ギリシアの医者である。ヒポクラテスの最も重要な功績のひとつに、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる経験科学へと発展させたことが挙げられる。

 さらに医師の倫理性と客観性について『誓い』と題した文章が全集に収められ、現在でも『ヒポクラテスの誓い』として受け継がれている。

 病気は4種類の体液の混合に変調が生じた時に起こるという四体液説を唱えた。

 また人間のおかれた環境(自然環境、政治的環境)が健康に及ぼす影響についても先駆的な著作を残している。

 これらヒポクラテスの功績は古代ローマの医学者ガレノスを経て後の西洋医学に大きな影響を与えたことから、ヒポクラテスは 〔医学の父〕〔医聖〕〔疫学の祖〕などと呼ばれる。

プラトン
 プラトンは、古代ギリシアの哲学者である。ソクラテスの弟子にして、アリストテレスの師に当たる。

 プラトンの思想は西洋哲学の主要な源流であり、哲学者ホワイトヘッドは「西洋哲学の歴史とはプラトンへの膨大な注釈である」という趣旨のことを述べた。

 『ソクラテスの弁明』や『国家』等の著作で知られる。現存する著作の大半は対話篇という形式を取っており、一部の例外を除けば、プラトンの師であるソクラテスを主要な語り手とする。

ヘラクレイトス
 ヘラクレイトスは、ギリシアの哲学者、自然哲学者である。ヘラクレイトスがエペソスの貴族階級に属したことはおそらく間違いがない。政治に関しては民主制を軽蔑し、貴族制の立場を取った。

 誇り高い性格の持ち主で、友人のヘルモドロスがエペソスの民衆により追放されたことに怒り、政治から手を引いた。

 ディオゲネス・ラエルティオスによれば、のちにエペソスの人は国法の制定をヘラクレイトスに委託したが、ヘラクレイトスは友人を追放したエペソスの国制を悪しきものとみて、かかわることを拒否した。

 著書といわれる『自然について』は現存せず、引用によってのみ断片が伝わる。この書は『万有について』『政治について』『神学について』の三書を総合したものであるともいわれる。

メトン
 アテナイのメトンは、紀元前5世紀のギリシャの数学者、天文学者、技術者である。19太陽年は235朔望月にほぼ等しいというメトン周期に名前が残されている。

 紀元前432年のアッティカ暦で、太陰太陽暦で閏月を入れる回数を求めるのにメトン周期は用いられた。メトン周期とは、ある日付での月相が一致する周期の1つである。19太陽年は235朔望月にほぼ等しいという周期のことをいう。

 メトンはアテナイの生まれで、ギリシャで最初に正確な観測を行った天文学者の一人とされる。弟子のエウクテモンとともに紀元前432年の夏至の日を観測し、これがアテナイの新年の始まりとしたことが伝えられている。しかし、メトンの著作は現在に伝わっていない。

ユークリッド
 ユークリッドは、古代ギリシアの数学者、天文学者である。

 ユークリッドは、数学史上で最も重要な著作のひとつである『(ユークリッド)原論』を著わし、〔幾何学の父〕と称される。

 彼は、数学の一派をなし、アレクサンドリアで数学を教えていたとされ、今日、ユークリッド幾何学と呼ばれる極めて重要な公理体系を構築した。

ラフカディオ・ハーン
 ラフカディオ・ハーンは、ギリシャ生まれの新聞記者(探訪記者)、紀行文作家、随筆家、小説家、日本研究家、日本民俗学者である。東洋と西洋の両方に生きたとも言われる。

 1896年(明治29年)に日本国籍を取得、日本に帰化して、「小泉八雲」を名乗る。このため、「八雲」は、一時期島根県の松江市に在住していたことから、そこの旧国名(令制国)である出雲国にかかる枕詞の「八雲立つ」に因むとされる。

 ラフカディオ・ハーンの著作は、来日以前の著作と来日後の著作とに分かれるが、代表作には次のものなど多数がある。

〔来日以前の著作〕
 『飛花落葉集』
 『ゴンボ・ゼーブ』
 『中国怪談集』

〔来日後の著作〕
 『知られざる日本の面影』
 『東の国より』
 『心』
 『仏陀の国の落穂』
 『異国風物と回想』
 『怪談』


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