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弁慶 |
◆〔実在する創作の記録〕の説明。 |
実在する創作の記録 |
実在する創作の記録として、『義経記』や『吾妻鏡』『平家物語』があり、詳細は不明ながら次のような記述が残っています。 後世になり、これら実在する記録をもとに創作された能や歌舞伎などでは、弁慶は大活躍をしており、義経と並ぶ主役格として庶民に親しまれ、絶大な人気を博しています。 出身地とされる和歌山県田辺市では、とりわけ人気が高く、毎年〔弁慶祭り〕が行われています。 |
『義経記』 |
弁慶は、熊野別当の子で、紀伊国出身だと言われるが詳細は不明。 |
『吾妻鏡』 |
『吾妻鏡』の文治元年(1185年)11月3日の条に、京を後に都落ちする源義経に従った四人の従者たちの中に「弁慶法師」として名前を連ねています。 〔11月3日〕 ・豫州(義経のこと)すでに西国に赴かんと欲す(中略)片岡の八郎弘綱、弁慶法師已下相従う。 〔11月6日〕 ・豫州に相従うの輩わずかに四人。所謂伊豆右衛門の尉、堀の弥太郎、武蔵坊弁慶並びに妾女(静)一人なり。 |
『平家物語』 |
『平家物語』では、義経郎党として名があるだけで、その生涯についてはほとんど判らない。 |
プロフィール |
◆ | 武蔵坊弁慶 (源平絵巻物語 第2巻) |
◆ | 義経記―義経と弁慶ほか (はじめてであう日本の古典) |
◆ | 平家物語 マンガとあらすじでよくわかる (じっぴコンパクト新書) |
◆ | 弁慶はなぜ勧進帳をよむのか―日本の精神文化と仏教 (生活人新書) |
◆ | 新憲法の精神/憲法制定議会の前後/憲法改正と国民投票/憲法の前文/書物と人間/書物の眼/ひなた弁慶 (金森徳次郎著作集) |