通称 |
江戸川 乱歩(えどがわ らんぽ)
江?川 亂?(えどがわ らんぽ)(旧字体)
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本名 |
平井 太郎(ひらい たろう) |
別名 |
ペンネーム(江戸川乱歩)は作家の、エドガー・アラン・ポーに由来する。
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称号 |
〔位階〕正五位
〔勲等〕勲三等
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時代 |
大正時代~昭和時代 |
生誕 |
〔生誕〕1894年(明治27年)10月21日
〔生誕地〕三重県名賀郡名張町(現・名張市)
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死没 |
〔死没〕1965年(昭和40年)7月28日
〔没地〕
〔戒名〕
〔墓所〕
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国籍 |
日本国 |
言語 |
日本語 |
居住地 |
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学歴 |
〔最終学歴〕早稲田大学
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職業 |
・小説家・推理作家・評論家
・探偵として岩井三郎探偵事務所に勤務経験あり。
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分野 |
・推理小説
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所属 |
日本推理作家協会初代理事長
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業績 |
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作品 |
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名言 |
〔@@@の名言〕
・探偵小説界に一人の芭蕉出でよ
・孤独に徹する勇気もなく、犯罪者にもなれず、自殺するほどの強い情熱もなく、結局偽善的に世間と交わって行くほかはなかった。
・推理の興味を充分満足させながら、リアルな小説を書くということです。それが理想です。長編の『点と線』などは、その理想に近づいている。ぼくがあなた(松本清張)の出現を画期的といったのはその意味ですよ。
・昼は夢 夜ぞうつつ。
・郷田三郎さん…君は正気を保たなくてはいけませんよ 犯罪と云う怪物を相手にする時は自らが怪物と化さぬよ 気をつけねばならない 闇を覗こうとする時 闇もまた君を見ていると云う事を心に留めておきたまえ。
・それまで書いた部分を読み返して見ると、われながら少しも面白く感じられないので、私の癖の熱病のような劣等感におそわれ、どうしても書きつづけられなくなってしまったのである。
・男というものは、少々陰険に見えても、根性はあくまでもお人よしにできているものだ。そして、女というものは、表面何も知らないねんねえのようであっても、心の底には生まれつきの陰険が巣くっているものだ。
・子供ごころにかえって、大いに活発に防空訓練をやっているのが、町会長の目にとまったらしい。
・戦前の人嫌いが、戦後人好きになり、いろいろな会合に進んで出るようになったのは、一つは隣組や町会で人に慣れたのと、もう一つは戦争中多少酒が飲めるようになったせいである。
・孤独に徹する勇気もなく、犯罪者にもなれず、自殺するほどの強い情熱もなく、結局偽善的(仮面的)に世間と交わって行くほかはなかった。
・中学一年生のころだったと思う。憂鬱症みたいな病気に罹って、二階の一間にとじこもっていた。暗い中で天体のことなどを考えていた。
・学校は地獄であった。そのために、私は社会生活を嫌悪し、独りぼっちで物を考える癖が、ますます嵩じて行った。
・昨年筆を断ちてより一年七ヶ月ぶりに、「新青年」十一月号より長篇「悪霊」を書きはじめたるも、翌九年一月号までに三回執筆せしのみにて中絶す。
・現世(うつしよ)は夢 夜の夢こそまこと。
・恋愛ばかりでなく、すべての物の考え方が誰とも一致しなかった。
・会話を好まず、独りで物を考える、よくいえば思索癖、悪くいえば妄想癖が、幼年時代からあり、大人になっても、それがなおらなかった。
・病床ほど孤独の楽しみを教えるものはない。氷嚢、体温計、苦いけれど甘い水薬、熱病の夢、即興詩、石盤石筆と、紙と筆と、そして絵と、絵文字と、この豊富な魅力が彼を病床に、引いては病気そのものに惹きつけた。強いて病気になろうとする気持さえ芽生えてきた。
・二、三歳のころは、ひどくおしゃべりで、物真似などが上手だったそうだが、物心つくにしたがって、あまりしゃべらなくなり、独りで何か空想して、夕方など町を歩きながら、声に出してその空想を独白するくせがあった。
・大正十四年に専業作家になってから現在まで満三十一年余だが、そのうち十七年休筆していたのだから、正味十四年あまりしか働いていない勘定になる。書いているより休んでいる方が多かったのである。
・二度目の休筆は、昭和七年の三月から一年八ヶ月。
・自分ではつまらないと思っても、編集者がやいのやいのといってくれるあいだ、原稿稼ぎをしてやろう。売文業を大いにやろうと考えるに至ったのである。
・四度目(の休筆)は戦時の情報局の方針で探偵小説が書けなくなり、終戦後も十年近く書かなかった。
・結局、妥協したのである。もともと生きるとは妥協することである。
・拙いと自信している小説など書くよりは、どんな不自由をしても、進んで月給取りに転業すべきであったのだろう。ところが、この月給取りが又、私は(良心的にいって)ひどく性に合わないのである。
・三度目(の休筆)は昭和十年五月から八ヶ月。
・「なぜ神は人間を作ったか」というレジスタンスの方が、戦争や平和や左翼よりも百倍も根本的で、百倍も強烈だ。
・平凡社の全集の印税で、当分生活には困らないので、自己嫌悪にたえぬ小説など一刻も早くやめたいという我儘からであった。
・小説というものが、政治論文のように積極的に人生をよくするためにのみ書かれなければならないとしたら、彼は多分「現実」とともに「小説」をも厭わしいものに思ったに違いない。
・たとえ、どんなすばらしいものにでも二度とこの世に生れ替って来るのはごめんです
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